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釧路新聞

シマエナガ歌CD、市に寄贈 木下さん作曲「まんまるモフモフ」【釧路】

  野鳥シマエナガを通して、釧路市の児童たちに身近な自然と生命の大切さを伝えたいとこのほど、元教員の木下玲二さんがシマエナガを題材に作曲した歌「まんまるモフモフ」のCDを市に寄贈した。合唱などの録音には、数々の全国合唱コンクールに出場している中標津小学校ジャガーズ合唱部らが協力。歌はシマエナガの伝道師として活動する自然写真家の山本光一さん撮影の動画や画像などとともに、11日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。(嶋守善一)

  「まんまるモフモフ」は木下さんが山本さんの講演会でシマエナガファンとなり、「歌にしたい」と作詞を依頼した教え子の上恵子さん(釧路市在住)の歌詞を基に、子供たちが覚えやすい軽快なメロディーを意識し作曲、2021年10月に完成した。監修した山本さんは「歌詞がシマエナガの生態とかわいらしさを表現し、軽快なテンポの曲とマッチしていて素晴らしい」と評する。

 22年11月に「子供たちに楽しく歌ってほしい」と木下さんが歌ったデモ版CDを市に寄贈。子供たちの歌唱で録音したCDを改めて贈る約束もしていた。

 今回制作のCDには合唱、斉唱、親子唱の3パターンを収録し、5月上旬に完成。このうち合唱と斉唱は、木下さんと旧知の知り合いの近藤仁美教諭が指導する中標津小学校ジャガーズ合唱部の児童16人と同部でピアノ伴奏を行う谷村貴子さんが協力し、今年1月28日と2月4日に木下さんが立ち会い、同校で録音した。親子唱は山本さんと親交のある阿寒国際ツルセンターの河瀬幸館長と娘の羽那さんが担った。

 またユーチューブは「多くの人に聞いてもらいたい」と配信を決め、動画の編集は専門業者に依頼し、木下さん、山本さんも参加。巣作りの歌詞の場面にはその動画を反映するなど、シマエナガの生態を知らない人にも分かるように工夫した。

 市への寄贈は24日に行われ、木下さんが釧路市教委を訪れ、岡部義孝教育長に市内の全小学校分などCD27枚を手渡したほか、道教大釧路義務教育学校前期課程にも持参した。

 木下さんは「シマエナガが全国的にブーム。子供から高齢者までの幅広い世代に気軽に歌ってほしい」。山本さんは「身近な自然、命や仲間、家族の大切さが込められたこの歌の思いをくんで、聞いて歌ってもらえたら」と話している。

 ユーチューブの視聴は添付のQRコードからできる。木下さんは「ピアノ伴奏付き二部合唱の楽譜が必要な人は連絡してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは090(9085)0616へ。

「まんまるモフモフ」のCD制作とユーチューブ配信を行った木下さん(右)と山本さん

【合唱編】

【斉唱編】

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