サクラとサイロ映え写真 明治公園でライトアップ
【根室】1960年の観測開始以来、最も早い3日(平年値16日)に開花、5日(同21日)に満開日を迎えた根室市内で「日本一遅咲きの桜×根室の映えるサイロライトアップ」が6日夜、明治公園を会場に始まった。
3基の赤レンガサイロは、24年から新一万円札の顔となる渋沢栄一が会長を務めた有終会が経営していた根室牧場時代の1932(昭和7)年と36(同11)年に建てられたもので、現存するレンガ造としては国内最大級のもの。
2007年に経済産業省の近代化産業遺産認定、20年には民間主催サイトで「フォトジェニックな近代化産業遺産ランキング」1位を獲得した。ライトアップはこれらと遅咲き日本一のサクラの魅力を発信しようというもの。
初日は地元勢に加え、旭川や札幌ナンバーの車も。群青の空に浮かび上がったチシマザクラと赤レンガサイロにカメラやスマートフォンを向ける来場者の姿が目に付いた。札幌から訪れた親子連れはサイロとサクラを背景に記念写真に収まりながら「きれいだね」と歓声を上げていた。
イベントは14日までの午後6時30分~同8時30分で行っている。
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