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個別指導Qが速読の全国大会で9連覇【函館】

 函館市松陰町の学習塾「個別指導Q」(笠木誠塾長)が、教室単位で速読の能力を競う全国大会「スピードマスターズ教室対抗」(日本速脳速読協会主催)において全国2370教室の頂点に立ち、大会9連覇を飾った。塾名のQにちなんだ9連覇は悲願で、今後連覇をどこまで伸ばせるか新たな挑戦が始まる。

 優勝は今回が10度目。年に2回実施される大会では、参加教室に所属する児童生徒がタブレット端末を使い、大会期間中、塾や自宅などで何度でも課題に挑戦できる。今大会は3月の1カ月間、3つの課題で得点を競った。

 さまざまな種目がある中で、見本の通りに形や柄をそろえる「つみき」、画面に現れた50個の丸のうち、黒色の丸の数を数える「ドッツたしざん」、1から5の数字のうち、一つだけ抜けた数字を探す「みつけて」の3種目が今大会の課題となった。種目ごとに各教室上位5人の点数で競い合うため、同じ塾の仲間でありながら、ライバルとして課題に取り組み、1点でも多く点数を伸ばそうと切磋琢磨(せっさたくま)した。

 現在約140人の塾生が在籍。道教育大附属函館小5年の笠木葵さん(10)は「つみき」と「ドッツたしざん」で塾内1位、塾内3種目総合1位で、さらに「つみき」では全国1位に輝いた。「途中(塾内で)点数を追い越される場面もあった。悔しくて頑張った結果、最終的に3種目総合1位になれた」といい、「秋の速読の全国大会があるので、次は3種目すべてで1位になれるよう頑張りたい」と話していた。

 「みつけて」で塾内1位となった、函館巴中3年の尾崎文音さん(14)は「みつけては一番得意な競技で、塾内1位になれてうれしく思う。10月の速読大会でも、上位を目指したい」といい、同じく「みつけて」で塾内同点1位だった道教育大附属函館中2年の澤田芽依さん(13)も「得意な『みつけて』で塾内1位になれてよかった」と笑顔を見せた。

 今大会を振り返り、笠木塾長は「3月1日から15日までずっと全国総合2位で、このままでは9連覇が達成できないのではという不安もあった」と振り返り、「負けずぎらいの塾生らが頑張ってくれた結果、総合1位、9連覇を達成することができた。本当に素晴らしく思う」と、塾生の努力に胸を張っていた。

塾の9連覇達成を支えた生徒ら

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