バスに乗り込む浦河第一中の生徒＝26日午前６時ごろ＝

　浦河第一中学校（水上義則校長）の３年生が26日早朝、浦河町内の中学校のトップを切って函館・東北方面への修学旅行に出発した。生徒81人と引率の教職員９人が大きな荷物をバスに積み込み、２泊３日の旅行に向かった。

　生徒たちは前日の結団式で行程や団体行動の心構え、自己管理、新幹線の乗車方法などを確認して準備を整え、26日午前５時30分に同校に集合。雨天のため多目的室で出発式を行った後、父母や教職員に見送られて３台のバスに分乗して出発した。

　結団式で水上校長は「修学旅行は日本ならではの学校行事。普段経験することが出来ないいろんな人とかかわり学ぶ機会。全ての人が皆さんにとって先生になる。感謝の気持ちで３日間楽しみましょう」とあいさつ。生徒たちは「迷惑をかけず班の人と協力してスケジュール通り旅行が進められるようにしよう」と話した。

　初日はバスで函館市へ移動し、午後から自主研修で五稜郭タワーや金森赤レンガ倉庫、青函連絡船記念館摩周丸など事前に計画したコースを回り、浦河町の認知度や訪れた地域の特色などをインタビュー形式で調べ学習を行い、函館山で夜景見学。27日は新函館北斗駅から新幹線に乗車して盛岡駅へ移動し、午後から中尊寺見学や座禅体験。最終28日は、猊鼻渓舟下りの後、盛岡駅からはやぶさ19号に乗車し、新函館北斗駅で北斗15号に乗り換え苫小牧駅へ。苫小牧駅からバスに乗車し、午後８時30分に学校到着予定。

　このほか、浦河町内では荻伏中が５月９～11日、浦河第二中が５月17～19日に、それぞれ東北方面への修学旅行を予定している。