今後の除雪活動へ意見 地区連絡協22年度要望件数減【釧路】
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3年ぶりに対面で開催された除雪連絡協議会
釧路市内の除雪作業を円滑に行うことを目的に、行政と除雪事業者、市民が意見を交わす「釧路地区除雪連絡協議会」が25日から始まった。2022年度の降雪量は前年度を上回ったものの、市民からの要望件数は減少しており、いずれも例年の平均を下回った。
市道路維持事業所によると、22年度の降雪量は101㌢と前年度から10㌢増加したが、平均降雪量の110㌢を下回った。市の除雪出動基準は、幹線道路や歩道が10㌢、生活道路が15㌢となっており、22年度の除雪回数は幹線道路5回、生活道路4回、歩道6回だった。
市民からの要望件数は1860件と、前年度から388件減少。地区別では東部西地区が561件と最も多く、続いて東部東地区が412件と2地区で約半数を占めた。また、要望内容は「間口開け・雪山除去」が642件と約3割を占め、次いで「未除雪・除雪が下手」が286件、「出動確認」が265件と続いた。
初日の協議会は、中部地区を対象にコアかがやきで開かれ、市職員や除雪事業者、対象地域の連合町内会の代表者らが出席。開会に当たり、高橋一浩都市整備部長が「今後の除雪に役立てるためにも、皆さんから忌(き)憚(たん)のない意見を頂きたい」と呼び掛けた。
出席者からは「子供の安全のためにも、横断歩道の除雪をしっかりやるべき」「除雪の際、駐車場の出入り口がふさがれてしまうのをなんとかしてほしい」などの声が上がり、市は「頂いたご意見は、今年度の冬に状況を確認させていただきたい」と述べた。今後は26日に東部地区、27日に西部地区で開かれる。
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