起業家精神育成、新興企業創出へ 「道南ドットシティ」開設【函館】
公立はこだて未来大学社会連携センターは20日、ウェブジャーナル「DONAN.city(道南ドットシティ)」を開設した。道南で活躍する起業家らの取り組みを紹介し、アントレプレナーシップ(起業家精神)の啓発、スタートアップ(新興企業)創出につながる情報を発信する。同サイト代表の田柳恵美子教授は「道南で何かを始めようという機運を広げ、道南の未来を描いていける話題にフォーカスしていきたい」と話している。
サイトは▽PEOPLE 地域を起こし耕す人を探して▽TECH 道南の人と風土が育む技術▽EDU 多様な可能性を伸ばし育てる▽VOICES 函館道南圏の未来を描く-の4テーマ。道南を一つの街に見立てて、トップ画面には渡島半島に豊かな既存資源や近未来の想像図を交えたイラストを描いた。
コンテンツは毎月1本程度の更新を目指し、居住者には地域を見つめ直す契機としてもらい、地方移住検討者には道南の可能性を発信。高校生や大学生がアントレプレナーシップを学ぶ教材として活用できる内容とする。
公開中の記事では、2018年に奥尻町に家族で移住し、ゲストハウス「imacoco」を開設した外崎雄斗さん、道南の生産者と付加価値の高い食品を世界へと発信する北海道食品開発流通地興理事の大久保彰之さんの取り組みを紹介している。
TECH、EDUのテーマでは未来大発のベンチャー企業「未来シェア」によるAI(人工知能)オンデマンド交通、同大学の原田泰教授が2013年に始め、現在は函館市の「ロボットラボラトリ事業」につながるプログラミング教室の軌跡を追った。
田柳教授は「地方が持つ自然や歴史、文化といった唯一無二の資源を掘り下げていかなくてはならない。疲弊している土壌にくさびを打ち、元気になるものを発信していきたい」としている。
サイトは、2022年度に採択を受けた科学技術振興機構の「START」事業として採択を受けた、北大を主幹機関に未来大や函館高専など道内の大学などが参画するネットワーク「HSFC(エイチフォース)」の活動の一環で開設した。URLは(https://donan.city)=二次元コード参照。
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