迫力あるレースが展開されたホッカイドウ競馬

【日高】２０２３年のホッカイドウ競馬「グランシャリオナイター」が19日、門別競馬場で開幕した。昨季までの３シーズンは新型コロナウイルス感染防止対策で入場制限を行ったが、今季は制限なく４季ぶりの通常開催となった。

　同競馬は11月９日までの毎週火、水、木曜を基本に82日間全日程をナイターで開催し、馬産地ならではの白熱したレースを繰り広げる。

開門と同時に大勢の競馬ファンが門別競馬場へ入場

　この日は曇り空で少し肌寒い中、午後２時の開門にはホッカイドウ競馬マスコットキャラクターの「ホクトくん」と「ナナセちゃん」が出迎え、大勢の競馬ファンのほか、家族連れ、カップルが詰め掛けた。

　初日のみのサービスとして、来場者先着３００人に「ホッカイドウ競馬２０２３レーシングカレンダー」が配布された。

アンバサダーの就任式に出席した杉谷拳士さん（中央）

　また、開幕イベントとして５月16日に北広島市のエスコンフィールド北海道で行われるプロ野球北海道日本ハム主催試合の観戦ペアチケットや、今季の同競馬の公式アンバサダーに就任した元プロ野球日本ハムファイターズ選手の杉谷拳士さんのサインボールなどが当たる抽選会も行われた。

　就任式で杉谷さんは「この距離で馬を見るのは初めて。オレンジ色が好きなので、オレンジ色を基調とした勝負服はとても気に入っている。門別競馬場で楽しみながら、北海道の魅力を発信していきたい」とあいさつした。

　札幌から来場した男性２人組は「開幕を楽しみにしていた。生の競馬を見れてうれしい。走路も水はけの良い砂に変わったと聞き、馬にとって快適なものになっていると願っている」と話した。