ステージで伸び伸びと歌を歌う団員

　函館少年少女合唱団（松浦与喜団長、団員３１人）は１６日、市芸術ホールで第４５回演奏会を開いた。新型コロナウイルス禍で初めてマスクを外して合唱に臨み、豊かな表情と伸びやかな歌声で観客を魅了した。

　２年ぶりに一般の観客を入れて開催。松浦団長は開演に先立ち「コロナ禍以降、マスクを外し初めての演奏会。思い切り歌えることをうれしく思う」と元気にあいさつした。指揮を岡田幸子さん、相田日芽さん、ピアノを原田咲さん、清水優菜さん、岡田さんが担当。振り付けは中学生以上の団員が考案した。

　ステージは４部構成で、１部は「合唱の広場」、２部は「海のうた」、３部は「大すき！ポピュラー」、４部は「ミュージカル・ファンタジー『白雪姫と七人の小人たち』」を披露した。

　第１部では、合唱組曲「小さな目」より、おうちの人やママへなどを、伸び伸びとリズムよく歌った。

　第４部では、歌に合わせて生き生きとした踊りを披露し、会場から大きな拍手を浴びた。フィナーレは卒団生を含め全員で「マイ・ウェイ」を高らかに歌い、締めくくった。

　同団は第４８期生の団員を募集しており、小学１年生以上が対象。変声前の男子も可。５月１３日午後２時から、市亀田交流プラザで新たな活動を始める。