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日高報知新聞

ホースマンとして一歩 育成調教技術者養成研修第40期生修了式【浦河】

記念撮影する修了生と関係者ら

 浦河町西舎の軽種馬育成調教センター(BTC)の育成調教技術者養成研修第40期生の修了式が14日、うらかわ優駿ビレッジアエルで開かれ、軽種馬の調教技術習得を目指し全国から集まった男女24人がホースマンとしての新たな一歩を踏み出した。

 日本中央競馬会(JRA)の外郭団体BTCでは、世界に通じる強い馬づくりを目指して1992年(平成4年)から同研修をスタートさせ、馬産地の軽種馬育成技術のレベルアップに貢献するホースマンを輩出している。

 40期修了生は19~35歳までの男性18人、女性6人の計24人。全寮制で生活し、騎乗訓練や実技、学科で軽種馬育成の基礎技術や知識を学んだほか、近隣のJRA日高育成牧場での育成馬馴致実習にも取り組み、実践的な技術習得に励んできた。

関係者らに騎乗訓練の成果を披露する修了生たち

 修了式前に1周800㍍の調教馬場で行われた騎乗の実技査閲では、一列縦隊や併走など、1年間の厳しい訓練で磨いてきた騎乗技術を関係者らに披露した。

 近くのアエルで行われた修了式では、BTCの草野広実理事長が一人ひとりに修了証書を手渡し、研修生表彰で各部門の優秀成績者にトロフィーを贈呈。理事長賞は成田浩平さん(23)、場長賞は戸田憲伸さん(20)、騎乗技術最優秀賞には成田浩平さん、きゅう舎作業同は佐藤皐遥さん(19)、学科同は清水芽生さん(22)、皆勤賞は髙松みゅうずさん(19)と戸田憲伸さんが受賞した。

 式辞で草野理事長は「慣れない寮生活や、厳しい乗馬訓練、教官の指示通りに馬を動かせない中で、つらい思いをしたこともあったでしょう。しかし研修をやり遂げたことは、これからの人生において自信と誇りに持ってもらいたい」と一年間の研修修了をたたえ、「この先の皆さんは牧場で人から言われたことだけをやるではなく、それぞれの牧場でリーダーシップをとる存在でなければなりません。5年後、10年後自分がどうなっていたいかをよく考えて進んでいってほしい。大いなる活躍を期待する」とエールを送った。

 研修生を代表して成田浩平さん(札幌市出身)が「研修生全員が実り多き1年を過ごせた。職員や牧場関係者らへ深く感謝したい。また、馬たちが“最高の教官”であることはこれからも変わらない。これからも馬たちから多くのことを学んでいきたい」と謝辞を述べ、今後は「馬に寄り添いながら、馬に優しく、自分に厳しい人間になりたい」と抱負を話した。

 修了生は8人が町内、7人が管内、4人が管外、5人が道外の軽種馬生産・育成牧場に就職する。

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