佐藤李さんが銅賞に輝く ピアノソロ部門小学5・6年生の部 赤坂ジュニア音楽コンクール【日高】
【日高】3月27、28日に東京都の港区赤坂区民ホールで開かれた「第6回赤坂ジュニア音楽コンクール」(NPO法人日本ルーマニア音楽協会主催)のピアノソロ部門小学5・6年生の部で、佐藤李(すもも)さん(12)=当時門別小6年、現門別中1年=が銅賞に輝いた。全国規模のコンクール出場は初めてで、入賞は自信につながると喜びを噛みしめている。
全国大会には、予選を突破した17人が出場。佐藤さんはブラームスの「六つの小品 三番バラード」を演奏。ブラームスの曲は、左手をテンポ良く動かし、和音でメロディーを聞かせることが難しいため、「約2カ月間の練習を重ねた成果で、感情豊かに演奏を披露することができた」と振り返った。
3歳の頃、テレビから流れる曲を聞いて「ピアノを習いたい」と自分で決め、町内のピアノ教室へ通い、母の弥生さんが子どもの頃に弾いていたアップライトピアノで練習した。2018年9月頃、ピアノをグランドピアノに変え、昨年8月から週末になると苫小牧市内のピアノ教室に通いながら、自宅でも毎日練習し技術を磨いている。
佐藤さんは「弾けなかった曲が練習を繰り返すことで弾けるようになった時の達成感が楽しみで続けられている」と話し、「目標は全日本音楽コンクール。これまで3度挑戦しても叶わなかった道大会本選で演奏すること。そのために全力を尽くして技術を磨く」と意欲的に話した。
町内のピアノ教室で講師を務める小園暁子さんは「全国大会に出場して自信になったことでしょう。(佐藤さんは)まれな能力である絶対音感を持っている。成長を期待します」とエールを送った。
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