北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

健康経営ブライト500 根室交通が道内バス唯一認定【根室】

健康経営優良法人ブライト500の認定証を持つ高本さん(右)と松永さん

 【根室】北海道のバス事業事始めは根室―。その歴史を紡ぐのが根室市の「根室交通」(岡野将光社長、光和町)。同社は、経済産業省などが推進する日本健康会議の健康経営優良法人の中で、上位の成績を収めた500社(中小企業部門)に、この3月道内バス会社として唯一認定された。スマートウオッチを使った乗務員の健康管理や社員のスポーツジム利用料を経費負担するなど、「健康な社員が安全安心な社業につながる」として、交通安全との両輪に健康管理を据えている。(山本繁寿)

 日本健康会議は、国民の健康寿命延伸と医療費抑制を目的に、経済、医療などの民間団体などで2015年度に立ち上げた組織。

 根室交通は岡野社長の方針で、20年に同会議の認定制度「健康経営優良法人」の認定を受け、4年目の今年、さらに上の取り組みが求められるブライト500に挑戦、認定を受けた。

 同社は全従業員の市内フィットネスクラブ利用料を経費負担しているほか、朝礼での健康チェック、ラジオ体操などを積み重ねている。さらに人命を預かるバス乗務員34人には、4月から血圧や心拍数などを計測できるスマートウオッチ装着を義務化した。

 スマートウオッチは、道の「新北海道スタイルデジタルイノベーション事業」の採択を受けて行った実証実験の結果が良好だったため、実験終了後の4月から本格採用した。眠気を感知すると振動して休憩を促すほか、脈拍の変化、現在地などがリアルタイムで運行管理者に送られてくるため、乗務終了後の確認作業でも「これまで見逃されがちだった小さなヒヤリハット(危険事案)もチェックできるようになった」という。

 同社の松永美佐業務次長は「いろいろ積み重ねて健康に関する本気度を高めていきたい」と述べ、高本雅道安全統括管理者は「交通安全も時間をかけることで小さな事故が減ってきた。健康管理も過度期。継続して当たり前にしたい」と話している。

 優良法人(1日現在)は道内461社。運輸業はくしろバスをなど釧路市内の3社を含め道内35社。うちブライト500は道内15社で、運輸業では根室交通のみ。他業種では釧路市の「美警」が名を連ねる。

 根室市史や北海道バス協会によると、道内の公共バス第1号は1914(大正3)年6月、当時根室町を走った8人乗りで、2番手は釧路とされている。

関連記事

苫小牧民報

能登半島義援金に3万円超集め寄付 苫小牧北光小3年の秋岡君

苫小牧北光小学校3年の秋岡青空(そら)君(8)は地震や大雨の被害に苦しむ能登半島の被災地への義援金として、独力で市民らから募った3万1987円を日本赤十字社に寄付した。苦しんでいる人の力になりたい...

苫小牧民報

感謝を込め大浴場清掃 登別温泉の 第一滝本館

登別温泉の老舗第一滝本館(登別市登別温泉町)は20日、大浴場を大掃除し、社員がデッキブラシで丹念に床面などを磨き上げた。陣頭指揮した運営統括部長の野村真悟さん(51)は「お客さまと湧き出る湯への感...

十勝毎日新聞

ノースランド 華やかイルミ 広尾サンタランド連携【帯広】

 帯広市内のホテル日航ノースランド帯広(木村尚志総支配人)は18日から、広尾サンタランド(広尾町)とコラボしたイルミネーションを点灯している。  同ホテルを運営するJR北海道ホテルズ(札幌)の...

十勝毎日新聞

冷え込む冬至 ゆず湯で温か 帯広など今季最低【十勝】

 十勝地方は21日、二十四節気の一つで昼間の時間が最も短い「冬至」を迎えた。この日も冷え込み、帯広市内の公衆浴場では恒例の「ゆず湯」に足を運ぶ客が見られ、香りを楽しみながら冷えた体を温めていた。 ...

十勝毎日新聞

町、学童で昼食提供 保護者要望に応え冬休みの3日間 コープさっぽろ協力で..

 池田町は、子育て支援の一環として、冬休み期間中の学童保育所への昼食提供を試行する。コープさっぽろの協力で、冬休みの3日間、希望者に同社の弁当を実費で提供する。試行後には保護者アンケートを行い、町...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス