コンビニエンスストア大手・ローソン(東京)の「ポテトチップス 昆布しお味」(1袋100グラム、300円)が、話題を集めている。ローソンファーム北海道本別で収穫されたジャガイモと、広尾町の「星屑(くず)昆布」を用いた商品。コンブのうま味が利いた「味わい深いしお味」が人気を呼んでいる。
「星屑昆布」は、広尾町の漁業保志弘一さん(39)が、販路路拡大に力を入れる地場産コンブを粉末にした加工食品。広尾コンブの高付加価値化や、コンブをテーマにした体験型観光の構築に取り組む中、規格外コンブを有効活用するために発案した。2022年に発売し、十勝管内の飲食店などでも活用されている。
「ポテトチップス 昆布しお味」は、冬の観光シーズンに合わせ、ローソンの道産食材を使った商品やご当地グルメ「なまらうまい!北海道フェア」の一つ。11月16日から道内のローソン限定で発売されたが、売り切れる店舗が続出。再入荷待ちとなっていた。
22年からローソンファームのジャガイモを用いたポテトチップスの商品開発を行う食品卸大手・三菱食品(東京)によると、同ポテトチップスに「星屑昆布」を11キロ使用したという。
コンブの風味に、ジャガイモと塩の味がマッチングした商品は大好評。ローソン広尾サンタランド入口店では、入荷後3日ほどで売り切れ、12月中旬に再入荷。待ちわびたファンらが買い求めている。保志さんは「コンブは広尾の財産。『星屑昆布』を形にしてもらってうれしい」とし、「商品化は一つの成果。今後も広尾コンブのPRなど、地域貢献に努めていきたい」と話す。
ローソン広報によると、すでに製造は終了。すでに売り切れた店舗もある。
関連記事
「しほどら」販売好調 地元素材でふんわり チアーズ【士幌】
士幌町内のまちづくり会社「CheerS(チアーズ)」が新商品のどらやき「しほどら」(216円)を開発した。昨年11月下旬の販売開始から約1カ月で1000個以上売れたという。同社は「新たな特産品...
ビジュアル系「豆」おにぎり ヘルシー5種類、冷凍で販売【本別】
本別町友好大使で、札幌市内の豆料理専門店「Mame Kitchen Hokkaido」を営む谷口まどか代表が、本別町産の大正金時や小豆などの豆を交ぜたヘルシー冷凍おにぎりを商品化した。SNS映...
芽中生発案の菓子3品を商品化 まさおかで24日発売【芽室】
芽室中学校の3年生3人が考案した菓子を芽室町内の「お菓子のまさおか」(東1ノ2、正岡崇代表)が商品化し、24日から販売する。昨年に続く2回目の試みで、今年も芽室の特産品を原料に使用した特徴ある...
忠類たっぷり ユリ根入りあんパンいかが 帯南商高生考案【幕別】
帯広南商業高校の生徒3人が、幕別町内の道の駅忠類と協力し、忠類の特産品であるユリ根を使ったあんパンを開発した。新商品の「ゆり根あんバターだゾウ」(300円)は11日から、同道の駅のパン売り場で販...
「十勝ワインビーフ」返礼品で注目 餌にブドウの搾りかす【池田】
黒毛和牛の繁殖や育成などを行う池田の森牧場(戸田好浩代表)は、食肉卸のコーシン(横浜市)と連携し、新ブランド「十勝ワインビーフ」を生み出した。経産黒毛和牛に十勝ワインの製造過程で出るブドウの搾り...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
宮沢賢治の研究成果まとめる 「銀河鉄道の夜」再検証 土井さん冊子作成 むかわ
2函館タータンのウールマフラー発売 公式グッズ第1弾 地元企業が商品化【函館】
3毛綱建築の旧ふくしま医院、宿泊施設に 来月から予約開始【釧路市】
4あれ?室蘭港内で…スケソウ好調 高い海面水温、岸壁に姿現す【室蘭】
5“ちょー気持ちいい”人生に 84人出席し浦河町二十歳の集い【浦河】
-
1
岡田有未さん、高橋初奈さん ミスシンザンに選出 「浦河の良さを伝えたい」【浦河】
2宮沢賢治の研究成果まとめる 「銀河鉄道の夜」再検証 土井さん冊子作成 むかわ
3無印良品、初進出 モルエ中島、来秋オープン予定【室蘭】
4二十歳、未来へ決意 函館市など道南2市5町で式典【函館】
5ワカサギ釣りスタート、初日から好釣 「太公園」にぎわう【七飯】