最優秀賞に輝いた神保さんの「夕焼けの空」

【新ひだか】東日本高速道路全日本（ネクスコ東日本）主催の「第13回北海道高速道路の四季フォトコンテスト」で、三石旭町の神保吉数さん（65）の作品「夕焼けの空」が最優秀賞に選ばれた。２０２１年にも北海道の四季部門の「羊蹄山の夜」で最優秀賞に選ばれ、２度目の受賞となる。

　神保さんは、町立三石国保病院の薬剤師として勤務。20代後半からバイクで旅をしながら写真撮影を趣味としてきた。これまでに様似町や空知管内沼田町などで開催されたフォトコンテストなどに数多く入選してきた腕前。

　コンテストには、「高速道路のある風景」部門１０６点と、「北海道の四季」部門５３１点の計６３７点の応募があり、うち13点が入賞。神保さんは、“ネクスコ東日本北海道支社が管理する高速道路やＳＡ・ＰＡが風景の一部となっている写真”をテーマにした「高速道路のある風景」部門に応募し、最高賞となる最優秀賞を受賞した。

　受賞作品は、昨年９月中旬に札樽道の銭函ＩＣ～小樽塩谷ＩＣ間で、手前の川の流れと夕焼け色の雲との間に上空の高速道路をとらえた一枚。

　講評では、「夏の夕方が静かで穏やかな情感で描かれた作品であり、一方で立体感のあるレイアウトが魅力。夕焼け色を帯びた雲が一点透視法的な遠近で捉えられ、その手前を横切る川と水の動感、さらに上方からダイナミックに割って入る高速道路という三位一体の造形力が見事」との高い評価を受けた。

　神保さんは、「最優秀賞の知らせにびっくりした。喜びが徐々に沸いてきた」と喜んでいた。