北海道和牛ブランド化へ 道内生産者が団体発足【札幌】
北海道和牛のブランド構築に向け活動する初の生産者組織「北海道和牛ブランド懇話会」が29日、立ち上がった。2027年に道内で予定される和牛の品評会「全国和牛能力共進会」も念頭に、全道の生産者や流通関係者が一体となって、道産和牛の生産能力向上と国内外での消費拡大を目指す。
北海道の黒毛和種の飼養頭数(22年2月時点)は約19万3900頭と、鹿児島県、宮城県に次いで全国3番目に多い。一方、他の都道府県と比べ生産地としての認知度が低く、ブランド確立に向けた取り組みが急がれていた。
懇話会設立に向けては、21年9月に全道の生産者11人で構成する「世話人会」を組織。取り組みに賛同する生産者・関係者を募集するなど、設立の準備を進めてきた。
この日、札幌市内で開かれた設立総会には、生産者など約20人が出席。23年度の事業計画として、会員となる生産者を130人まで拡大することや和牛ブランド先進地での調査、生産者を対象にした技術研修会などに取り組むことを決定した。
ブランドの定義や使用条件などを議論し、24年度中にもブランド運営を開始したい考え。
総会で会長に選出された佐呂間町の生産者、井上登さんは「北海道は世界で抜群の知名度がある。道内の和牛関係者にとって有意義な組織になるようブランド構築に向け努力する」と話した。
総会で選出された十勝関係の役員は次の通り。(敬称略)
▽副会長=井村敏文(浦幌町)
▽監事=太田充英(帯広市)
▽役員=蛯原一(幕別町)小倉修二(帯広市)
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