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室蘭民報

登別観光VRアプリ完成 工学院生開発、市役所で報告会【登別】

来月オープン「ヌプ」に設置

小笠原市長もVRを体験した完成報告会

 日本工学院北海道専門学校(登別市札内町)の学生が登別の観光スポットを仮想現実(VR)の映像にしたアプリを開発した。VRゴーグルを通して市内3テーマパークと登別地獄谷の4カ所の映像を360度見回しながら散策できるのが特徴。市は3月1日にオープンする市観光交流センター(愛称・ヌプ)に設置し、誘客促進につなげたい考えだ。

 同校の学生の卒業研究の一環として、市と連携し、昨年5月からアプリ開発に着手。プログラム構築を進めながら、360度カメラを使って撮影した動画を編集した。

 アプリは、自分の手でVR世界を操作できる「ハンドトラッキング」技術を採用。手をかざすとメニュー画面が表示され、見たい観光スポットを選択できる。

 各スポットでは、表示された矢印を指でつまむことで移動可能。360度見渡せるため、実際にその場にいるように散策できる。4カ所のうち、登別マリンパークニクスでは、水中カメラで撮影したイワシの銀河水槽の中も見ることができるなど、普段見ることができない映像も満載という。

 17日には市役所で完成報告会が行われ、同校ITスペシャリスト科2年の石川史季大さん(20)と、情報処理科2年の髙橋愛梨さん(20)の2人が訪問。制作したVRアプリについて説明したほか、実際に小笠原春一市長に体験してもらった。

 石川さんは「初めて行った観光地もあり、登別の魅力を感じることができた。今後は訪日客にも見てもらえるよう、多言語化にも対応していきたい」と笑顔を見せた。

 髙橋さんは「貴重な体験ができた。自分が作ったものをたくさんの人に見てもらえると思うとうれしいですね」と話していた。

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