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日高報知新聞

重賞勝利の11牧場を表彰 浦河町軽種馬生産振興会定期総会【浦河】

重賞優勝牧場表彰を受けた関係者ら

 浦河町軽種馬生産振興会(岡本昌市会長、一般会員99人・特別会員1人)の第74回定期総会が14日夜、町総合文化会館で開かれ、令和5年度事業計画などを決め、開会前に中央・地方・海外重賞を勝利した11牧場を表彰した。

 岡本会長は「当振興会はコロナ禍の影響で3年間定期総会を開催することができず、書面による決議を行ってきた。3年間の中で、様似軽種馬生産振興会が令和3年2月に会員の減少により解散することになり、4年から様似・えりもの生産者が当振興会の会員となっている。今後は様似、えりも、浦河の会員が一丸となって当振興会を盛り上げていけたらと思っている。軽種馬の業界は『強い馬づくり』を目標に掲げていながらも、世の中の物価高騰により、馬づくりに必要とされる飼料や費用などの価格急増で生産者の負担が増しているところ。しかしながら北海道市場が売上額が毎年更新しており、生産者にとって明るく希望の持てる結果となっている」とあいさつ。

 来賓の池田拓町長やJRA日高育成牧場の石丸睦樹場長からも同振興会の発展に期待の言葉が送られた。

 5年度事業は、競馬見学などの研修、講習講話会・懇談会や優勝祝賀会の開催、重賞レース表彰、日高軽種馬農協や関係団体との連携協力などを計画。

 予算収入で会員賦課金は1会員1千円、1特別会員5千円、頭数割は今年度は賦課しない。

 4年度の重賞レース優勝表彰は、中央と地方統一(Jpn)、海外重賞で23勝11牧場。中央GⅠ優勝の谷川牧場と地方統一GⅠを優勝した三嶋牧場には日高振興局から表彰状と、浦河町から大漁旗、浦河観光協会からトロフィーが贈られた。

GⅠ優勝牧場表彰を受けた関係者(中央)ら

 表彰を受けた中央・地方・海外の重賞レース優勝牧場は次の通り。

 ◇中央

 ▽杵臼牧場=ライラック(第38回フェアリーステークス・GⅢ)

 ▽三嶋牧場=テーオーロイヤル(第72回ダイヤモンドステークス・GⅢ)、メイショウハリオ(第29回マーチステークス・GⅢ)、メイショウミモザ(第65回阪神牝馬ステークス・GⅡ)、アートハウス(第40回ローズステークス・GⅡ)

 ▽酒井牧場=ダイアトニック(第66回阪急杯・GⅢ、第65回スワンステークス・GⅡ、第17回阪神カップ・GⅡ)

 ▽栄進牧場=エイシンクリック(第24回阪神スプリングジャンプ・JGⅡ)、ガストリック(第27回東京スポーツ杯2歳ステークス・GⅡ)

 ▽谷川牧場=ナムラクレア(第29回函館スプリントステークス・GⅢ)、ブレークアップ(第60回アルゼンチン共和国杯・GⅡ)、ニシノデイジー(第145回中山大障害・JGⅠ)

 ▽高村伸一牧場=ペイシャエス(第27回ユニコーンステークス・GⅢ)

 ▽浦河小林牧場=テイエムスパーダ(第58回CBC賞・GⅢ)

 ▽カナイシスタッド=ゲンパチルシファー(第27回プロキオンステークス・GⅢ)

 ▽ミルファーム=ビリーバー(第22回アイビスサマーダッシュ・GⅢ)、キタウイング(第42回新潟2歳ステークス・GⅢ)

 ▽グランデファーム=ドゥーラ(第57回札幌2歳ステークス・GⅢ)

 ◇地方

 ▽山春牧場=ブリッツファング(第23回兵庫チャンピオンシップ・JpnⅡ)

 ▽三嶋牧場=メイショウハリオ(第45回帝王賞・JpnⅠ)

 ▽高村伸一牧場=ペイシャエス(第22回名古屋グランプリ・JpnⅡ)

 ◇海外

 ▽三嶋牧場=バスラットレオン(第28回ゴドルフィンマイル・GⅡ)

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