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苫小牧民報

母校で再会しませんか 旧虎杖中卒業生招待へ ナチュラルサイエンス  白老

基礎化粧品メーカーのナチュラルサイエンス(本社東京、小松令以子社長)は23日、白老町虎杖浜の同社工場敷地に立つ旧虎杖中校舎に卒業生を招待する。同社は昨年12月、同校舎の面影を残したまま親子で楽しめる文化施設「自然と科学のミュージアム 森の工舎」を開設しており、旧校舎で学んだ卒業生に「懐かしい母校で久しぶりの再会をしませんか」と呼び掛けている。

旧校舎の面影が残るエントランスの吹き抜けやステンドグラス

 旧虎杖中は1947年8月1日に開校。88年に校舎を山側へ約1キロ移転新築した。屋根部分に鐘があるほか当時としては珍しい玄関ロビーの吹き抜けなど、近代的な構造が特徴。生徒数減少により萩野、竹浦両中と統合する形で、2013年3月末に閉校した。

 同社は14年5月、同中の周辺敷地5ヘクタールを購入。サッカーゴールがあったグラウンドは17年8月に化粧品製造工場「ナチュラルファクトリー北海道」となり、野球部が練習していた場所は18年7月にスキンケアガーデン「ナチュの森」となって今もカップルや家族連れらを楽しませている。

 旧校舎は18年ごろから改修。昨年12月2日、親子で楽しめる文化施設「自然と科学のミュージアム 森の工舎」としてオープンした。既存の建屋や備品の机、実験器具などをできるだけ生かしながら準備を進めていた。

 同社で働くスタッフにも卒業生がいる。1993年度卒業の第46期生、五十嵐知恵さん(44)と2011年度卒業の第64期生、平館武さん(26)だ。

 五十嵐さんは「母校は今も変わらずにあるということを知って」、平館さんも「同級生だけでなく同じ中学で学んだ先輩や後輩とも会いたい」と呼び掛ける。2階の教室は現在、絵本の世界を紹介する展示会のギャラリーになり、音楽室はワークショップが楽しめるアトリエに、校長室と保健室はカフェに生まれ変わった。

 当日は、当時の写真を並べたパネル展や寄せ書き、メッセージボードコーナー、教室での記念撮影などを予定している。

 新型コロナウイルスの感染対策で午前10時から午後4時まで1時間半ごとに計4回、分散して開催する。参加希望者は(1)午前10時(2)午前11時半(3)午後1時(4)午後2時半から時間を選んで申し込む。対象は、旧校舎に進学または卒業した1973~99年生まれの人。卒業生は入館料とドリンク1杯分が無料になる。ただし2階ギャラリー観覧料は別途必要。QRコードを読み込み、インターネットから申し込む。問い合わせはナチュの森 電話0144(84)1272(午前10時~午後5時。水、木曜定休)。

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