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22年桧山漁業生産高、サケ金額が過去最高更新、17%増約9億円【江差】

育てる漁業が重要な存在に。江差町でのトラウトサーモン(ニジマス)の海面養殖実証実験(2022年11月)

 【江差】桧山振興局は、2022年の桧山管内での漁業生産高(速報値、八雲町熊石地区を含む)を発表した。数量は前年比14・5%増の3780トン。金額は同17・0%増の28億9000万円で、サケの水揚げ金額が1958年の統計開始以降最高だった昨年の記録を更新した。

 サケは、せたな町での水揚げが好調で21年比38・8%増の1202トン。魚種別で3年連続1位。金額は同17・8%増の8億6000万円で、うち約7億円分はせたな町で占めた。

 ほかの主要魚種では、ナマコは新型コロナウイルスの影響で減少していた中国向け乾燥ナマコの需要が回復基調となり、同7・5%増の71トン、同10・8%増の5億1000万円。

 ウニは、同12・7%減の41トンだったが、家庭向けの需要に支えられ単価が高めで推移し、金額は同12・8%増の4億4000万円だった。ナマコとウニは昨年同様、魚種別の水揚げ金額で2位、3位となった。

 スケトウダラは、同35・4%増の382トン、同25・0%増の5000万円。スルメイカは19年から500トン未満にとどまる漁獲不振が続くが、同12・9%増の367トン、同25%増の2億5000万円とそれぞれ微増した。

 ホッケは同16・1%減の260トン、同50・0%増の3000万円。タコは同31・3%減の173トン、同7・1%増の1億5000万円だった。

 振興局水産課は「サケ、ナマコ、ウニの栽培漁業と言われる魚種の水揚げが安定している」と強調。アワビや近年取り組みが進むトラウトサーモン(ニジマス)の養殖が展開されており、「つくり育てる漁業の比率を少しずつ高める技術的な指導などを継続したい」としている。

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