新型コロナウイルスのオミクロン株対応の２価ワクチンの集団接種について、音更町は１８日で終了することを決めた。順調に接種が進み、接種希望者が少なくなったことなどを受けての措置。

　１９日以降は町内２医療機関（豊川小児科内科医院、おとふけホームケアクリニック）での個別接種で対応する。５歳から１１歳までを対象とする小児用ワクチンと、生後６カ月～４歳の乳幼児用ワクチンの各接種は豊川小児科内科医院で対応。２医療機関での個別接種は３月末まで継続する。

　町保健福祉部健康推進課によると、オミクロン株対応ワクチンは、昨年１１月から１２歳以上の町民３万５６２５人を対象に実施。対象者のうち希望する１万９８３０人が接種しており、接種率は５５．７％となっている。

　小児接種は対象者２６５５人のうち２回目の接種を終えたのは８４４人で接種率は３１．８％。乳幼児接種は対象者１４１３人のうち２回目の接種を終えたのは４９人で接種率は３．５％。

　同課によると、予約状況が落ち着いている状況などを考慮して集団接種の終了を決めた。今後は国の動向を注視しながら対応する。また、使用しているファイザー社製のオミクロン株対応２価ワクチン、小児用ワクチン、乳幼児用ワクチンについて、同課は「いずれも量は十分に確保できている」としている。問い合わせは、町コロナ専用ダイヤル（０５７０・０８０・３９６）へ。