鳥取小コミスク協とサトリーさん、国際交流や社会福祉で協定【釧路】

連携協定を交わした大越委員長とサトリーさん(右から)
釧路市立鳥取小学校コミュニティスクール推進協議会(大越拓也委員長)と吉本興業(大阪府)所属で、釧路生まれのアーティスト、Satolyさん(サトリー、37)が2日、同校で連携協定を締結した。学校と地域住民らが力を合わせて学校の運営に取り組むコミュニティスクール推進協議会が、連携協定を結ぶのは釧路市では初めて。
サトリーさんは看護師を経て、2013年から画家として活動。17年から日本国内をはじめ、欧州やアジアなど世界19カ国を訪問し、個展やワークショップを開いてきた。21年7月に大越委員長が代表を務める「釧路鳥取てらこや」を訪問し子供たちと触れ合い、22年2月にはサトリーさんの橋渡しで同校6年生が、ミャンマー在住の日本人お笑い芸人とのオンライン交流を通して国際理解を深める授業を行った。
同協議会は、児童とサトリーさんの交流を高く評価。一連の活動を継続していくため、連携協定を締結した。福祉施設での子供たちとの絵画製作やアクセサリーづくりなどのワークショップを開いてきたサトリーさんの経験と幅広い人脈を生かし、児童が障害の有無にかかわらず、地域の中で支え合って生きる「ノーマライゼーション」や国際情勢への理解を深めるなどの取り組みを進める。
この日は、同校会議室で大越委員長とサトリーさんが協定書に署名し固い握手を交わした。大越委員長は「さまざまな見識やネットワークがあるサトリーさんとの協定で、児童たちのためになり、楽しめる取り組みにつなげたい」と今後に期待。サトリーさんは「自分が力になれる海外の国と児童たちをつなげて交流させてあげたい。作品展に釧路と海外の子供たちが共同制作したアート作品を出品できたら面白い」との思いを語った。
また、協定締結に先立ち、サトリーさんは同校6年生59人を対象に、これまで訪れた国のエピソードや、福祉施設での活動などを紹介する授業を行った。
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