3年生の旋律が曲に 苫小牧明野中 授業で考え教諭編曲
苫小牧明野中学校の3年生73人が考えた旋律で構成する組曲「春を待つよろこび」が今月、完成した。間もなく終わりを迎える中学校生活を懐かしみつつ、春から始まる新生活への期待に胸を膨らませる生徒たちの心情を表現した。今月17日の授業で初披露され、生徒たちは感激した様子で聴き入っていた。
![](https://hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2023/01/202301251512310_l.jpg)
自分たちの手から生まれた曲に聴き入る生徒ら
音楽を担当する榊姫名教諭が編曲を手掛け、第1曲「物語(ストーリー)」と第2曲「一歩前へ」で構成。第1曲は3年間の思い出を振り返りながら、過去から今、そして未来へとつながるイメージ。第2曲は、新しい生活に対するわくわくした感情を明るく爽やかなメロディーに乗せた。
曲の基となったのは、生徒たちが2年生の時に音楽の授業で作った1小節の旋律。榊教諭は一人ひとりの旋律を、そのまま使ったり、長さを調節したり、音型は維持したまま音の高さを移動させたりして、一つの曲にまとめた。
榊教諭は同日の授業で自らの経験を語り、バンド活動を始めて新しい世界と出合ったことや、苦手だった合唱がふとしたきっかけで自信に変わったことなどを紹介。「皆さんにも人生の転機はある。それはこの春かもしれない。少しでも前向きな気持ちで新しい季節を迎えてほしいと願い、この曲を作った」と話し、同曲のピアノ演奏を生徒たちに贈った。
自分たちの旋律から生まれた美しいメロディーに、生徒たちは「すごい」と大興奮。陶光莉さん(15)は「高校入試を控え不安な気持ちもあったけど、曲を聞いて春が近づくことへの喜びが強くなった」と笑顔で話していた。
関連記事
品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】
【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...
仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】
仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...
気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】
マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...
姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧
苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。 朝座禅会は市民...
燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真
厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
220日、歩行者天国 浜町通りまつり「HAMASAI」【浦河】
3護衛艦「いせ」十勝港に 22日まで一般公開【広尾】
4「楽しんでもらえる場に」 イベントホール21日オープン、ライブでこけら落とし【室蘭】
5樽前SAにローソン 道内高速道路では初出店 苫小牧
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
2苫小牧キラキラ公園にキッチンカー集結 29・30日、来月6・7日
3グルメや大抽選会 13、14日にのぼりべつ夏祭り×ブランドまるしぇ【登別】
4座礁フェリー室蘭港に 現地調査完了、造船所で仮修理【室蘭】
5ベスト4超え甲子園目指す 浦河高校野球部 10年ぶり南北海道大会へ挑む【浦河】