グリ―ンツーリズム加速 来年度から市民対象イベント【函館】
![](https://hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2023/01/202301241047580_l.jpg)
そば打ち体験が行われたテストイベント(昨年10月)
函館市グリーン・ツーリズム推進会議(座長=石黒侑介北大大学院准教授)は、2月4日に今年度2回目となる「ツーリズムテストイベント」を市内亀尾地区で開く。100%函館産の主食材を使った豪華料理を函館で醸造した地酒とともに楽しんでもらう。来年度は市民を対象にしたイベントを開く予定で、同会議事務局の函館市農林水産部は「函館ならではの魅力的なツーリズムのフォーマットを確立し、多くの旅行客を呼び込みたい」としている。
農村地域が広がる亀尾地区には昨年、酒蔵「五稜乃蔵」がオープン。市はこれらを活用した新たな観光コンテンツを開発しようと、有識者や農業関係者8人で構成する同会議を昨年4月に発足した。
10月には同会議のメンバーを対象にした体験ツアーを初めて実施。参加者は五稜乃蔵の施設や亀尾ふれあいの里の酒米水田を見学するとともに、亀尾地区を拠点にする「手打ちそばグループ 函館白花」(齊藤誠会長)の指導でそば打ちを体験。打ち立てのそばを味わいながら、新酒の試飲を楽しんだ。参加した委員からは「函館の主要産業である漁業とも連携しては」などの意見があり、2回目の体験ツアーでは銭亀沢漁協提供の地魚料理も提供する。
来年度からは市民を対象とした体験ツアーの実施も計画。また航空会社や宿泊業者とも連携し、多様な需要に対応できるプログラムの構築を目指す。また函館独自のコンセプトとして、石黒座長が提案した「はこだて ベルデ(スペイン語で緑)」をテーマに掲げ、洗練された魅力のグリーンツーリズムを目指していく。同部は「市内の各関係機関と幅広く連携し、地域産業全体の活性化につなげていきたい」としている。
関連記事
品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】
【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...
仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】
仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...
気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】
マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...
姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧
苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。 朝座禅会は市民...
燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真
厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
220日、歩行者天国 浜町通りまつり「HAMASAI」【浦河】
3護衛艦「いせ」十勝港に 22日まで一般公開【広尾】
4「楽しんでもらえる場に」 イベントホール21日オープン、ライブでこけら落とし【室蘭】
5樽前SAにローソン 道内高速道路では初出店 苫小牧
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
2苫小牧キラキラ公園にキッチンカー集結 29・30日、来月6・7日
3グルメや大抽選会 13、14日にのぼりべつ夏祭り×ブランドまるしぇ【登別】
4座礁フェリー室蘭港に 現地調査完了、造船所で仮修理【室蘭】
5ベスト4超え甲子園目指す 浦河高校野球部 10年ぶり南北海道大会へ挑む【浦河】