座席や荷物棚、内装刷新 SL冬の湿原号、21日運行【釧路】
JR北海道釧路支社が、釧網線の釧路―標茶間を1日1往復する人気観光列車「SL冬の湿原号」が、21日から今季の運行を開始する。昨年度から続いていた客席のリニューアルも完了。18日には試乗会があり、参加者が新たな車両の乗り心地を体感した。
22年度は客車2~4号車の内装を「ストーブカー」として改修。各車両にだるまストーブがあり、座席上に荷物棚が新設された。エゾシカとタンチョウの姿を描いた座席や、手すりやテーブルの素材には北海道産の木材を使用。2号車はカフェカーとして、SL限定のコーヒーや沿線の特産物などを楽しめる。前年度は1、5号車の「タンチョウカー」を改修しており、これで客車全車両の内装が刷新された。
この日の試乗会は、地元の観光関係者など約70人が参加し、通常運行の午前11時5分に釧路駅を出発、標茶駅に向かう1時間半の道のり。途中、釧路湿原周辺でオオワシやタンチョウ、エゾシカなどの動物たちが現れ、参加者は熱心にカメラを向けていた。車内ではだるまストーブでスルメやシシャモをあぶって堪能。車内には海産物の香ばしい匂いが立ちこめていた。
釧路市内のホテルに勤める野崎隼平さん(31)はSL初乗車。「車内放送も分かりやすく、事前知識がなくても沿線の自然や文化について知ることができた。座席もとても心地よかった」と話した。
今季の運行日は21、22、27~29日。2月3~12、17~19、23~26日。3月3~5、10~12、17~19、21日で、昨年より1日少ない計32日間。料金(大人)は片道で乗車券1290円と座席指定券1680円。子供は半額。
21日は釧路駅で出発式があるほか、運行期間中は自治体PRデーとして乗客にプレゼントを配布。標茶町では21、22日に駅前で特産品市場を開設する予定。
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