流氷の下も楽しめます オホーツク流氷館 20日リニューアルオープン

流氷の下に潜ったような感覚を楽しめる「流氷海中ライブ」
【網走】四季を通じて流氷に触れ、学ぶことができる体験型学習観光施設「オホーツク流氷館」が20日、リニューアルオープンする。
現在の天都山展望台・オホーツク流氷館は、網走観光を支えてきた「流氷館」の後継観光施設として、2015年8月に移転新築オープンした。
網走沖で採取した本物の流氷を展示、体感できる施設として、国内外の観光客だけではなく、修学旅行生などの学習利用も多い。
今回は地階部分の有料施設「流氷館」の展示施設を中心にリニューアルした。
北大の低温科学研究所環オホーツク観測研究センターや東農大生物生産学部ら専門家の監修を受け、展示内容を一新した。
入館すると、床に描かれた流氷の写真が、来館者を出迎える。まるで流氷の上に立っているようで、ここで記念写真を撮るだけで「映える」写真を撮ることができる。
リニューアルの目玉は「流氷海中ライブ」。流氷に覆われたオホーツク海の写真を撮り続けている水中写真家・関勝則さんによる映像など、3つのプログラムを用意。海岸から見ただけでは分からない「流氷の下」を満喫できる。
スクリーンには水槽が埋め込まれ〝流氷の天使〟クリオネをはじめオオカミウオの幼魚、愛くるしい風体が人気のナメダンゴなど、オホーツクを代表する生きた魚たちを見ることができる。
流氷展示室「流氷体感テラス」は、より多くの流氷に囲まれてもらおうと、リニューアル前に比べて流氷のエリアを1・3倍にしている。
16日には内覧会が行われ、見学した水谷市長は「今回のリニューアルは、流氷観光のみならず、温暖化防止にもフォーカスした。流氷の美しさをぜひ見てほしい」と、リニューアルした同館のコンテンツに太鼓判を押した。
リニューアル当日の20日は午前10時からオープニングセレモニーを行った後、先着100人には、人気のソフトクリーム引換券やクリアファイルをプレゼントする。
展望台からの大パノラマは、知床半島や網走湖、能取湖をはじめ、天気が良ければ雌阿寒岳や大雪山なども眺望できる。
現在、空き店舗となっている2階のレストランは、春先にオホーツク管内のフレンチレストランが入居予定となっている。
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