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網走タイムズ

3年ぶりに流氷まつり コロナ禍を経て一新 今年は花火、ライダーも

流氷まつり最終日には、氷雪像と花火のコラボレーションが楽しめる(写真は2020年)

 【網走】新型コロナの影響で開催を見送っていた「あばしりオホーツク流氷まつり」(実行委主催)が2月11―12日の2日間、エコーセンター横の特設会場で開かれることが決まった。

 網走の冬を代表する行事となった流氷まつりは1966年、当時の網走商工会議所の田辺正英会頭のエネルギーで始まった。

 多くの市民が楽しめる冬季レクリエーションを創出するほか、観光の魅力向上などを目的に、地域を挙げた一大イベントとしてスタートした。

 以来、多くの関係者がまつりを支えてきた。

 大雪像やすべり台、市民雪像が並び、さまざまなステージイベント、屋台などが催され、大勢の記憶に残る催しとして、網走に定着している

 だが、20―21年の2年間は、新型コロナの感染拡大、緊急事態宣言を受け、実行委は準備を進めていたものの「来場者の安全、安心が最優先」として、開催を見送ってきた。

 本年、実行委はコロナ禍を経た、新しい流氷まつりのあり方を目指し、早い段階から準備を進めてきた。

 実行委は、まつりを冬の楽しみだけはなく、地球温暖化の影響で減少する「流氷」を「守る(トラスト)」という意識を持つイベントに変化させる。

 近年は温暖化の影響などから、網走地方の降雪量が減り、まつりの開催に必要な雪を集めることが困難となっていることも背景にある。

 新たに「流氷トラスト」をメーンコンテンツとしたまつりは、これまでのイベントに加えて、観光保全活動なども行っていく。

 会場はエコーセンターの海側に特設会場をつくるほか、旧朝倉商店の工場跡に移す。

 本年も雪不足を受け、大型の雪像を兼ねたメーンステージの制作は見送り、会場内に市民雪像や氷像を制作する。

 メーンイベントは11日の走裕介歌謡ショーと12日の仮面ライダーショー。11日夜はイルミネーションを行い、12日夜は花火大会でまつりを締めくくる。

 網走の冬味覚を楽しめる物産館、味覚感も登場するほか、新たに10代ほどのキッチンカーを招いた企画を開催する計画。

 オープニングパーティーは10日、網走セントラルホテルで開く。  まつり関連行事は、新型コロナ感染症対策を実施したうえでの開催となる。

 実行委は「本年は、流氷トラストをコンセプトに、新しいスタイルの流氷まつりとしての開催する。多くの市民、観光客の皆さまに網走の冬を楽しんでもらえるよう、鋭意、準備を進めている」と話している。

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