北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

釧路応援隊ツイッター好評 1年半でフォロワー5500人【釧路】

 釧路市内の飲食店などを紹介する、ツイッターアカウント「釧路応援隊」が開設1年半で、フォロワー数5500人を突破、支持を集めている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で疲弊した飲食店を応援しようと始めた無料宣伝が、「新しい生活様式」の時代に移り、釧路の魅力の発信源となっている。(山本雅之)

 釧路応援隊は2019年6月に発足。釧路市在住で同アカウントの管理者を務める佐藤正道さん(31)が当時、コロナ禍で苦しむ釧路市内の飲食店のために「何かしたい」と考え、ツイッターでの無料店舗紹介に着手した。取材先は、佐藤さんの人脈と賛同者からの情報提供、口コミで決め、佐藤さんが店主の話を聞き、スマートフォンで撮影した内容を掲載する。

 ツイッターの140文字までという文字数制限を踏まえ、「簡潔でありながら読者に響く」文章づくりを実践。画像も店舗外観とメニュー2品の合計3枚で統一感を持たせ、見やすく工夫している。12月9日現在、フォロワー数は5500人超で、ツイートが表示された回数に当たるインプレッションも1カ月で30万~40万回に達した。掲載店舗数は飲食店のみならず、小売店や理美容室などにも広がり、162店を掲載している。

 札幌市出身の佐藤さんは3年前に来釧。自然の豊かさと人情の厚さ、夕日の美しさにひかれて、釧路のファンになったという。団体職員として働きながら不定期で情報を追加し、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対策下でも地道に活動を続けた。「人の歩いていない時期に訪問した際、多くの店主に感謝された。読者から想像以上の反響もあり、やってよかったと思っている」。

 年が明けるとコロナ禍4年目に入る。コロナとの共生を目指す社会が進展しているが「困っている店舗を支えるという方針は変わらない」。ただ、人の往来が増えていることから「地元の人はもちろん、釧路管内、根室管内、さらに全道、全国の人が来釧するきっかけになればうれしい。フォロワー数1万人を意識していきたい」と話し、拡散を希望している。問い合わせは釧路応援隊(@kushiro_ouen)へ。

幣舞橋の夕日と花時計が目印の「釧路応援隊」のツイッターアカウント

関連記事

函館新聞

品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】

 【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...

函館新聞

仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】

 仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...

釧路新聞

気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】

  マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...

苫小牧民報

姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧

苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。  朝座禅会は市民...

苫小牧民報

燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真

厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス