浦河町の日高振興局で14日、町内の認定こども園夢の国幼稚園・保育園と浦河フレンド森のようちえんの年長組計約50人を招いてクリスマスツリーの飾りつけと点灯式を行った。

　日高振興局では、地域の子どもたちが木とふれあい森林づくりや木育の取り組みなどを身近に感じてもらうことを目的にツリーを設置。

　クリスマスツリーは日高森づくり協同組合（津田一彦理事長）の事業体である津田組（浦河町）が購入した新冠町明和地区の道有林の中から、特に枝振りの良い樹齢40年ほどのトドマツの先端部分が提供された。

　この日は、園児や保護者、振興局職員らが１階エントランスに集合。生田泰局長が扮するサンタクロースが登場し、「たくさんの良い子がいると聞いて来ました。皆さんの歌やダンスを楽しみにしています」と話したあと、設置されたトドマツ（高さ約２・５㍍）のツリーに、園児たちが絵を書いたアオダモのコースターを飾り付けた。

　「５、４、３、２、１、スイッチオン」の掛け声の後、赤や緑、青などキラキラした電飾の点灯に園児たちは「きれい」と声をあげながら眺めた。続いてサンタクロースが「みんなで楽しく遊んでね」と北海道産のセンで作られたドミノ（平取町就労継続支援事業所さるがわ作製）を各園にプレゼントした。

　お礼に夢の国幼稚園はダンス「恋人たちのクリスマス」とミュージックベル、浦河フレンド森のようちえんは「赤鼻のトナカイ」を手話付きで歌い、「ジングルベルロック」のダンスを披露した。

　クリスマスツリーは23日まで設置される。

クリスマスツリーにコースターを飾りつけする園児たち