未来大次期理事長に鈴木副学長【函館】
公立はこだて未来大は5日、2023年3月末に任期満了で退任する片桐恭弘理事長兼学長の後任に、鈴木恵二副学長(57)を選んだと発表した。次期理事長の任期は27年3月末までの4年間。
鈴木氏は、1993年に北海道大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)、2004年に公立はこだて未来大教授、6年に同大共同研究センター長、20年から現職(兼社会連携センター長、未来AI研究センター長)。
理事長予定者の選考には、鈴木副学長のほか、平田圭二副学長ら3人が立候補し、公開討論や所信表明を行った。先月11日学内教職員の投票で、いずれの候補者も過半数に達しなかったため、上位2人の両副学長による再投票の結果、鈴木氏が最多票数を獲得。29日の理事長選考会議で決定した。
鈴木氏は同大教授就任以来、教育・研究にとどまらず、研究成果を学外に公開するなど積極的に地域貢献してきたことが評価された。理事長選考会議は「人口減少など大学を取り巻く状況が厳しさを増すなか、確かな現状認識と将来展望を持ち鈴木氏の手腕に期待する」と選考理由を説明している。
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