自分だけのクリスマスツリー【浦河】
浦河町立堺町小と浦河町教委共催のPTA親子ふれあい事業「臨床美術でクリスマスツリーをつくろう」が4日、同校体育館で開かれ、PTA役員や同校に在籍する親子ら26人が参加して自分だけのクリスマスツリーづくりを楽しんだ。
同校の親子ふれあい事業は新型コロナの影響で対面では2年ぶりに実施した。
講師は新道展会員で町内在住の日本臨床美術協会認定臨床美術士、田中郁子さん。
臨床美術は絵やオブジェなどの作品を楽しみながらつくることで、脳を活性化させ、認知症の症状を改善するために開発されたプログラム。
臨床美術プログラム「クリスマスツリーを描く」では、青地の厚紙に三角の折り目が入った部分に緑の絵の具(葉)を塗り、ドライヤーで乾かしながら、スポンジを押して白(雪)を入れ、思い思いの雪を降らせた。続いてオイルパステルで自由に色を付けたり、絵を書いたり、マスキングテープなどを貼ってツリーに飾りつけし、最後にサインをして完成。
田中さんは「自分だけのツリーだから自由に作ってみて。人と同じじゃなくていい」とアドバイス。参加者たちはスポンジを回しながら雪をつけるなど、自分なりに工夫しながら取り組んだ。
最後に完成した26人分の作品を並べ、一つひとつを田中さんが講評。「みんなそれぞれ違っていて面白い。私が思ってもみない発想で描いてくれてうれしい。持ち帰って、飾りを追加するなどクリスマス本番まで楽しんで」と呼び掛けた。
山⻆直嗣君(1年)は「スポンジやオイルパステルを使った絵を描いたことがなかったから楽しかった。うまくできた」と喜んでいた。
最後に伊藤勇二PTA研修部長は「大人も子どもも一緒になってできてよかった。家族の思い出が一つできたのでは」とあいさつした。
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