「つなぐ道」若い感性光る 臨港鉄道跡地など撮影 16日まで写真展【釧路】
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くしろ元町青年団が主催する「つなぐ道」写真展
くしろ元町青年団(菊池吉史団長)が主催する「つなぐ道」写真展が5日から、釧路市役所防災庁舎1階ロビーで始まった。釧路出身のフォトジャーナリスト、長倉洋海さんと釧路の中高生ら25人が、かつて石炭列車が走っていた弁天ケ浜一帯でカメラのファインダー越しに捉えた釧路臨港鉄道跡地の風景や人などを撮影した27点を展示している。16日まで。
太平洋を望む弁天ケ浜の同鉄道跡地に、同青年団が中心となって「石炭列車の記憶が消えてしまうのは寂しい」と、2020年に踏切オブジェを再現。さらにジャズピアニストの木原健太郎さんが同青年団の思いを込めた詩に曲をつけた「つなぐ道」を21年に完成させるなど、一歩ずつ新たな可能性を探る取り組みを続けている。
この中で今年9月25日、同鉄道跡地所有者の許可を受けて、長倉さんと共に中高生ら若い世代の参加者が写真を撮影した。今回はその時の作品22点と長倉さんが特別出品した5点を展示している。
弁天ケ浜の風景をスケッチする子供たちの、にこやかな表情を捉えた一枚、浜辺に立つ一本の草木の姿から「バレリーナ」というタイトルを付けた高校生の作品など、どれも個性的なアングルで撮影した作品が並ぶ。
会場には感想をメモするコーナーも設けられており「昔、米町に住んでいたので懐かしく感じた。子供の頃を思い出した」「新たな釧路の魅力スポットだ。あまり行ったことがなかったが、来週にも行ってみたい」という30代男性の声なども寄せられている。
同展は来年1月15日から29日までは港文館ギャラリー、同2月15日~23日は生涯学習センターで開催する。
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