梁川交通公園利用者コロナ禍前の9割に回復【函館】
函館市がまとめた梁川交通公園(梁川町24)の今年度の入園者数は、前年度比10・6%増の3万1459人で、3年ぶりに3万人台を超えた。行動制限がなく、特に長期休暇があった春や夏に来場者が増え、コロナ禍前の約9割に戻った。市交通安全課は「密を避けやすい屋外施設という点で利用しやすかったのではないか」と増加要因を分析する。
今年度の営業は、4月1日~10月30日の188日間。天候が比較的良かったことやコロナによる閉園の影響もなく例年と同程度の営業日数を確保できた。特に5月6011人、8月は6701人といずれも前年同月より3割ほど伸びた。結果、コロナ禍前の2019年度と比較すると、9割ほどまでに回復した。
ゴーカートなどの遊具利用台数も同様に、前年度12・9%増の7万9101台と好調だった。同園を利用する際はマスクの着用を求め、手指消毒の徹底、使い終わった遊具は係員が消毒するといった感染症対策も継続した。
来年度も4月1日からのオープンを予定。また、年2回開いていた感謝祭もコロナの状況を見ながら再開させたいとする。同課は「感染症対策、安全対策を徹底して来年も営業し、さらなる入園者の増加につなげたい」とする。
同公園は幼児から小中学生の交通安全意識の高揚を図る施設して1969(昭和44)年に誕生。同園は来年度中にコースの全面舗装などの改修工事を実施する予定で、工事による休園はしない。
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