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網走タイムズ

働き盛りもしっかり食事を だしの取り方も伝授 食生活改善協が料理教室

協議会のメンバー(左)から料理を教わる働き盛り世代

 【網走】若者や働き盛りの人たちを対象にした、市食生活改善協議会(吉阪一子会長)の料理教室「ワンデイシェフの日~考えてみよう。食べることの大切さ」が、市保健センターで開かれた。

 1日3食取らなかったり、食事の時間が不規則になりがちな人たちに、しっかりと食事をすることの大切さを知ってもらうとともに、短時間で調理でき、かつ栄養価もしっかりとした料理を学んでもらおうというもの。農大生や働き盛り世代などの15人が受講した。

 メニューは、タイのチキンライスともいわれる「カオマンガイ」。今回はポン酢やショウガ、ごま油などを使い、和風に仕上げた。

 付け合わせの野菜は、彩りの良いパプリカを使ったが、こちらも昆布茶で味付けするなど、和風テイストを盛り込んだ。サラダも和風に「おから」を使い、ポテトサラダ風に仕上げている。

 参加した人たちは、みなエプロンにバンダナ、手には使い捨てゴム手袋と衛生対策、コロナ感染対策はバッチリ。

 参加者の中には、日ごろから包丁を振るっている人もいたが、ほとんどが料理は未経験。同協議会のメンバーに教わりながら、鶏肉や野菜を切っていた。

 一方、料理の経験がある人でも、あまりしたことがないのが「だし」の取り方。今回は汁物として、野菜をふんだんにつかった豚汁を作ったが、だしはコンブとかつお節から取るなど、本格的。

 参加した人たちも「初めてだしを取った」「家でも、うま味調味料を使わずにできそう」などと好評だった。

 毎回、出来上がった料理はその場で試食するが、今回は新型コロナ感染予防の観点から2カ所に分かれ、それぞれの箇所でテーブルにつき、向かい合わずに食べる「スクール方式」で行った。

 同協議会は「全世代に広げよう 健康寿命延伸プロジェクト」をテーマに、子どもが料理と食育に親しむための親子料理教室、高齢者に健康を考えてもらうための料理教室、またサケなどの地元食材、乳製品など特定の食材を活用した料理教室など、幅広く教室を開いている。

 今回の料理教室も、その一環。吉阪会長は「いつも料理教室は日中に開いているが、今回は若者や働き盛りの世代を対象にしているので、夜に開催した。受講者には教室の前後でアンケートを取っており、その結果を今後の教室に生かしていきたい」と話していた。

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