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釧路新聞

「炉端」地域おこしに 体験ツアーで機運高め【釧路】

魚介類などが、次々焼かれていく炉を囲みながら談笑する参加者

 いろりで新鮮な魚介類や野菜を焼いて食べる釧路発祥の食文化「炉端」の継承や末広歓楽街の振興などを目的とした団体「釧路炉ばた学会」(後藤公貴会長)が3日、炉ばたまるごと体験ツアーを釧路市末広町の釧路市民活動センター「わっと」などで行った。観光などを通じて地域おこしに取り組む関係者28人が参加し、炉端を通じた地域活性化に向けて機運を高めた。

 同会設立のきっかけは約10年前、全国的に「おかみさん」の活躍ぶりが取り上げられるようになったこと。「釧路で元気なおかみさんといえば、炉端」と着想を得て、釧路市内の炉端を提供する店舗11店が今年6月25日に立ち上げた。観光庁の助成金を活用し、炉端を巡るツアーを試行するほか、絵本を通した炉端文化の啓蒙(けいもう)なども行っていく。

 今回のイベントは、セミナーとツアーの2部構成。セミナーで後藤会長は「さまざまな企画を考えているので、皆さまと一緒に楽しく取り組んでいきたい」とあいさつ。炉端の絵本を手掛けた絵本作家木島誠悟さんと、モニターツアーでガイドを務める観光クリエーター原田カーナさんとのトークライブが行われた。

 ツアーでは、後藤会長が営む「ろばた鱗」で炉を囲み、サンマやシシャモ、ホッケ、アルミホイルに包んだジャガイモなどをお酒とともに堪能した。ひがし北海道ブランド化推進協議会の木下正明事務局長は「釧路の素晴らしいグルメの歴史を改めて学べた。炉端の価値を守り、発展させていく取り組みは、ひがし北海道のブランドになる」と話していた。

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