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苫小牧民報

厚南中で震災学習プログラム 防災ゲーム「HUG」体験 厚真

厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は1日、防災学習の一環で、町観光協会が提供する「震災学習プログラム」を行った。生徒約30人と教職員がグループに分かれ、防災ゲーム「HUG(ハグ)」を通して避難所運営に理解を深めた。

図上で行う避難所運営を体験する厚南中の生徒たち

 避難所で起きる出来事を図面上で模擬体験することで、災害への備えを身に付けてもらおうと企画。同協会の原祐二事務局長と同プログラムの運営をサポートする町内のガイドが講師として参加した。

 生徒と教職員が6グループに分かれ、ハグを体験。避難者から「たばこを吸いたい」「ストーブを貸してもらえないか」「1人でいたい」「車で寝たい」といったカードに記された条件が示され、生徒たちは「本当にこんなことが希望されるの?」と驚きながらも意見を出し合い、人員配置や対処法などを考えた。

 2年生の榊陽翔さん(14)は「小学生時代に体験した時よりは状況を把握できたが、避難者からの条件が多く、それに合わせて素早く判断するのが大変だった。人のことを考える力が備わった」と振り返り、「相手のことを考えて行動し、この学校をよりよくするためにみんなを引っ張っていきたい」と話していた。

 ファシリテーター(進行役)を務めた町内でデザイナーをする田中克幸さんは、海外の避難所事例などを紹介したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響やその土地の気象変動などから状況は変化することを伝え、「避難所の運営に『正解』はなく、みんなが『成解』を導き出すことが大切」と伝えた。

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