北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

厚南中で震災学習プログラム 防災ゲーム「HUG」体験 厚真

厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は1日、防災学習の一環で、町観光協会が提供する「震災学習プログラム」を行った。生徒約30人と教職員がグループに分かれ、防災ゲーム「HUG(ハグ)」を通して避難所運営に理解を深めた。

図上で行う避難所運営を体験する厚南中の生徒たち

 避難所で起きる出来事を図面上で模擬体験することで、災害への備えを身に付けてもらおうと企画。同協会の原祐二事務局長と同プログラムの運営をサポートする町内のガイドが講師として参加した。

 生徒と教職員が6グループに分かれ、ハグを体験。避難者から「たばこを吸いたい」「ストーブを貸してもらえないか」「1人でいたい」「車で寝たい」といったカードに記された条件が示され、生徒たちは「本当にこんなことが希望されるの?」と驚きながらも意見を出し合い、人員配置や対処法などを考えた。

 2年生の榊陽翔さん(14)は「小学生時代に体験した時よりは状況を把握できたが、避難者からの条件が多く、それに合わせて素早く判断するのが大変だった。人のことを考える力が備わった」と振り返り、「相手のことを考えて行動し、この学校をよりよくするためにみんなを引っ張っていきたい」と話していた。

 ファシリテーター(進行役)を務めた町内でデザイナーをする田中克幸さんは、海外の避難所事例などを紹介したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響やその土地の気象変動などから状況は変化することを伝え、「避難所の運営に『正解』はなく、みんなが『成解』を導き出すことが大切」と伝えた。

関連記事

函館新聞

12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】

 函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...

函館新聞

道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える【函館】

 道は、9~10月に道内の18歳以上を対象に実施した、今年度の道民意識調査の結果をまとめた。ヒグマに対してこの10年で「大きく不安が増えた」「不安が増えた」と答えた人は合計で72・6%に上り、前...

日高報知新聞

親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】

【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...

日高報知新聞

森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..

【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。  総合的な学習の授業として、こ...

釧路新聞

来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】

 釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス