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日高報知新聞

SDGsについて関心を深める【浦河】

 日高管内社会教育職員研究協議会と日高管内社会教育主事会主催の日高管内青少年体験活動推進事業「ひだか未来塾」が11月27日、「持続可能な世界(地域)を創るために、私たちができること」をテーマに浦河町総合文化会館で開かれ、管内の中高生20人がSDGsについて理解と関心を深めた。

 「ひだか未来塾」は中学生・高校生が他町の参加者との交流や、地域課題の解決に向けた協議などを通して、地域の良さを客観的に見つめる視野や、ボランティア活動などの地域活動に主体的に参画する意欲・態度を身に付けることが目的。2019年(令和元年)は新冠町レ・コード館で防災をテーマに開催、コロナ禍の21年はSDGsをテーマにオンラインで開催された。浦河町では初開催。

 この日は振内、新冠、静内、浦河第一、荻伏、様似、えりもの7中学校と日高、平取、浦河の3高校から計20人の生徒と各町の社会教育職員と引率教諭16人が参加した。

 開会で日高管内社会教育主事会の増田仁会長は「未来塾を通じて、大人になってから地域のリーダーになってくれることを期待している。何か変わるきっかけづくりのほか、参加者同士で交流して楽しい研究会にしてほしい」とあいさつし、開催町の浅野浩嗣浦河町教委教育長は「普段と違ったメンバーで考えて、実践して、ふれあって学びを深めてほしい」と呼び掛けた。

 講演では、環境省北海道環境パートナーシップオフィスの溝渕清彦チーフが「SDGsと私たちのまちづくり」のテーマでSDGsをわかりやすく解説し、続いて駒谷牧場(様似町新富)の西川雄喜さんが「駒谷牧場、豚はじめました!~山放牧アポイ豚の取り組み~」、札幌日産自動車静内店の片井瑠偉さんが「日産のSDGsの取り組みと電気自動車による環境貢献」のそれぞれのテーマで事例発表した。

 昼食は浦河町西幌別の「Trattoria Eyam(エヤム)」提供の「SDGs弁当」に舌鼓を打ったあと、生徒が5人ずつ4班に分かれ、「今からできる、わたしにできること」をテーマにグループワークを行った。

 この中で家、学校でもできる取り組みとして「紙の無駄使いをしない」「食べ残しはしない」「節電」といった環境問題や、「男性と女性の意見の違いを認める」など「ジェンダー平等を実現しよう」の項目に触れた行動など、より良い世界にするための取り組みを考えた。

SDGsについてわかりやすく解説を受ける子どもたち

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