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十勝毎日新聞

優勝国連破 熱狂の朝 サッカーW杯【十勝】

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は日本時間2日午前4時から、1次リーグE組の第3戦が行われ、日本がスペインに2-1で逆転勝ちし、初となる2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。夜明け前の時間帯にもかかわらず、帯広市内の飲食店にはサッカーファンが訪れ、ドイツ戦に続くW杯歴代優勝国を破っての連続金星に「最高だ!」「ありがとう、ニッポン!」と熱狂していた。

日本が逆転勝利を決め、歓喜を爆発させるサポーターら(帯広市内のゴールウェイ)

 勝てば16強、負ければ予選敗退の大一番。日本戦のために時間を延長して営業していた市内のアイリッシュパブ「ゴールウェイ」(西2南10、中村徹店長)には約30人が駆け付けた。

 国際連盟(FIFA)ランキング7位のスペインは前半11分にあっさり先制。同24位の日本は攻め込まれる時間帯が長く、応援の声も沈みがちだったが、後半3分に堂安律選手が同点弾を決めると、目が覚めたように来店者の喜びがはじけた。その3分後には三笘薫選手がゴールラインぎりぎりから折り返し、田中碧選手が押し込む。ビデオ判定でゴールが認められると一気に歓喜が爆発した。

 その後はスペインの猛攻を耐える日本に「守って」「頑張れ」と声援が送られ、アディショナルタイムには来店者が自然に肩を組み、祈るような姿に。試合終了とともに「勝ったー!」と見知らぬ人同士も抱き合い、ハイタッチして喜んだ。

 吉田麻也選手のユニホームで応援した帯広市の看護師高田和弥さん(26)は「ドイツ戦と同じ展開だったので逆転を信じていた。堂安選手、吉田選手が最高。ブラボー!」と大興奮。久保建英選手のユニホームを身に着け、3戦とも同店で観戦した音更町の会社員山下一騎さん(29)は「こんなことってあるんですね」と涙ぐみ、「でも、これはドイツ戦に続く奇跡じゃなくて、日本代表の実力。歴代最強の日本を誇りに思う」と感慨深げだった。

 E組首位通過の日本は日本時間6日午前0時から、決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチアと対戦する。新得町の会社員山崎大雅さん(36)は「クロアチアには1998年大会で敗れ、2006年大会は引き分けた。次こそ勝ってほしい」と史上初のベスト8進出に期待。着ていた地元社会人チーム「北海道十勝スカイアース」のユニホームを示し、「サッカーって最高ですね」と笑顔を浮かべた。

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