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十勝毎日新聞

ザ・本屋さん、クナウパブリッシング 合同編集へ業務提携【帯広】

 十勝を拠点とする書店「ザ・本屋さん」(帯広、高橋智信社長)と出版・印刷を手掛ける「クナウパブリッシング」(帯広、高原淳社長)が29日、業務提携契約を締結した。両社が共同で地域関連書籍を出版し、十勝の読書文化の発展を目指す。両社の業務提携は初。両社合同の編集部を立ち上げ、第1弾として十勝の昭和の歴史を記録した写真集の発刊作業を行う。

まず歴史写真集 読書文化の発展目指す

業務提携を結んだ(左から)高原社長と高橋社長

 ザ・本屋さんは1962年に帯広で創業。現在は書店を管内で5店舗、室蘭市に1店舗展開する。クナウパブリッシングは54年に帯広で創業。フリーペーパー「しゅん」などの出版や印刷、広告事業などを幅広く手掛ける。今年6月、社名をソーゴー印刷から現名称に変更した。

 両社は昨今の出版不況や本離れを受け、地元の書店・出版社として新たなビジネスモデルをつくりたいと業務提携を行った。十勝に本社を置く書店・出版社の提携・合同の編集部の設立は初めて。出版物の制作から販売までを地域内で完結させ、小さな流通でも採算が取れるビジネスモデルを確立させたい狙いがある。

 写真集の監修には、帯広百年記念館の大和田努学芸員が当たり、600点の写真を用い、第2次世界大戦以前から高度経済成長など、十勝の昭和の歴史を記録した写真をまとめる。昭和世代や学校教育での資料としての需要を見込む。

 提携第2弾として、平成時代の写真集も計画するなど、地域にまつわる書籍の制作を目指す。

 クナウパブリッシングの高原社長は「地域出版によって十勝の読書文化を盛り上げたい」、ザ・本屋さんの高橋社長は「十勝を特集した本や、十勝在住の作家の漫画はよく売れる。十勝で売れる本を協力して作っていきたい」と話した。

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