「無印良品」木野出店計画 十勝初、来年にも【音更】
「無印良品」などを展開する良品計画(東京都)が、町木野大通西7のツルハドラッグ跡に、来年中にも出店する計画があることが、26日までに分かった。出店すれば十勝初。予定地である木野地区の国道241号沿いは、今年に入り商業関連の新規出店が続いており、人気全国チェーンが進出すれば、さらににぎわいが増しそうだ。
出店場所は食品スーパー「ハピオ」の北隣。長年、ツルハドラッグの店舗として営業してきた建物で、鉄骨造平屋約1140平方メートル。土地、建物ともJA木野(黒田浩光組合長)が所有している。ツルハの新店が近隣にできたのに合わせ、今月中旬以降、空き店舗になっていた。
良品計画は、2023年8月期の出店計画で国内79店、1650~1980平方メートルクラスを標準とした生活圏への出店などを掲げている。複数の関係者によると、そうした状況を踏まえ、JA木野側は増床工事を視野に入れている模様。
良品計画は品質本位をモットーとする衣料や食品などを取り扱う「無印良品」を主軸に、国内外に約1100店舗を持つ。道内は14店舗。年商4961億7100万円(グループ連結営業収益、22年8月期)。東証プライムに上場。音更への出店に関し、同社は「現時点では何も決まっていない」としている。
ハピオはJA木野の子会社。その南隣の旧ハピオガーデンには今月、有名コーヒーカンパニー監修による同JA直営カフェ「木野の森珈琲店」がオープンしており、無印という人気チェーンの進出で商業ゾーンとして魅力が増し、集客への相乗効果も期待されている。
また、同国道沿いにはツルハドラッグの新店のほか、近くの複合商業施設「木野タウン」内には「マックスバリュ音更店」、「サツドラ音更木野タウン店」も今月相次ぎオープン。周辺には地場資本スーパーのダイイチやフクハラなど既存店も多数ひしめいている。
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