就労への意識高める おしごと説明会、参加者の疑問に回答【釧路】
くしろ若者サポートステーション(釧路市北大通12)が主催する、ひとり親家庭の父母や子育て中の女性などの求職者を対象とした「おしごと説明会」が22日、市男女平等参画センターふらっとで開かれ、参加者が事業者との質疑などを通じて、就労に対する意識を新たにした。
求職者に企業側が求める人材について生の声を聞いてもらうとともに、企業側は就業に対するニーズの把握などを目的として開催。女性の就労支援などを行う「MOKA.」と「釧路母子家庭等就労・自立支援センター」との共催で、説明会には清掃業の二幸産業、介護業の優輪、派遣業のヒューマンジャパンの代表者らが講師として出席した。
説明会では、各社が仕事内容や業務形態などを説明した後、参加者からの質問に回答。「帰省のための長期休暇は取れるのか」「業務に慣れるまでの教育制度はあるか」などの質問があったほか、「小さい子供がおり、急な休みに対応してもらえるか」との声には、優輪の三輪広美代表が「子育てしている人もおり、みんなお互いさまで働いている。子育てで休んだ人に嫌な顔をする人はいない」などと語った。
説明会に参加した中山佳奈さん(25)は「面接などで聞きにくいことにもフォーカスしてくれて、とても良かった。仕事を探す際に役立てたい」と笑顔。同ステーションの岡部源三統括コーディネーターは「普段疑問に思っていることを聞くことができる良い機会になったと思う。きょうの説明会が就業における安心や発見につながってもらえれば」と話していた。