北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

理系女子確保策は 室工大が高校教論と意見交換、胆振日高9校参加【室蘭】

理系女子確保で意見交換する胆振・日高管内高大連携協議会

 理工、工学系に進む女性を増やすため、室蘭工業大学は、胆振・日高管内の高校教職員らと意見交換を行った。この中で「就職先が多いなど入学してよかったと思えること」や「動画を使った情報発信、PRをすべき」などの意見が出るなど、「リケジョ」確保へ大学の魅力アップと効果的な広報の在り方を考えた。

 同大アドミッションオフィスが主催した。16日に室蘭市中島町のアパホテル室蘭で、2022年度胆振・日高管内高大連携協議会を開催、9高校と同大から約30人が参加した。意見交換は「理工系分野に進学する女子学生の増加方策などについて」をテーマに行われた。

 国は第5次男女共同参画基本計画の「科学技術・学術における男女共同参画の推進」として、大学・理工系の学生に占める女性の割合を毎年度「前年度以上」にする成果目標を置いている。

 室工大の本年度の女子学生の割合は11・3%。同大では、公式ホームページの受験サイトに「室工大女子」のページを作成したり、女子寮の充実を図るなどしてきた。同大によると、他大学では女子の特別枠を設けるところもあるという。

 意見交換は5グループに分かれて行われた。高校教諭からは「女子が入学して良かったと思えることが大切。就職先などを多く紹介すべき」「活字だけでなく、動画を使って情報発信をしては」「女子生徒への出前講座があれば面白いのでは」「女子に特化した研究分野などあればいいのでは」とざっくばらんな意見が出ていた。

 さらに「大学は自分の可能性を広げるところ」と話した上で、「女子生徒が、私の進路は(理工系でも)いいんだと、普通に思ってもらえるようにしたい」と述べた。同大は出た意見を今後の学生募集の参考にしていく。

 連携協議会ではこのほか「早期に大学進学が決定した生徒に必要な入学前教育のあり方について」をテーマに話し合った。冒頭には、同大の桃野直樹副学長が「最近の総合型選抜、学校推薦型選抜及び一般選抜の実施状況と今後の方針等について」と題し講演した。

 同協議会は胆振・日高管内の生徒の学力向上に向け、高大の学習指導の連携・充実、生徒の進路選択支援と連携の可能性を探ることを目的にしている。2009年度からいろいろなテーマで意見を交わしている。

関連記事

釧路新聞

河﨑秋子さん基調講演 来月1日、知床国立公園60周年シンポ【斜里】

 【斜里】指定60周年を迎えた知床国立公園の記念シンポジウム「私たちは自然とどう向き合うか~知床らしい良質な自然体験と利用の心得」が6月1日午後2時から、斜里町公民館ゆめホール知床文化ホールで開か...

釧路新聞

市役所新庁舎 開庁祝う 来賓ら150人、職員業務開始【根室】

 【根室】市役所の新庁舎で7日、来賓ら150人が出席して開庁式が開かれ、業務が始まった。旧庁舎は建設から51年が経過し耐震基準を満たしていなかったことから、新庁舎は防災機能強化のほか、観光や北方領...

苫小牧民報

耳を澄ませて野鳥探し ウトナイ湖で自然観察会 苫小牧

ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターは、同湖畔で自然観察会「ウトナイ湖春の渡り鳥DAY」を実施した。市内外から18人が参加。ネイチャーガイドと一緒に...

苫小牧民報

苫小牧市と千葉ロッテ スポンサーシップ契約締結 菊地投手をふるさと大使に

苫小牧市とプロ野球・千葉ロッテマリーンズがスポンサーシップ契約を結んだ。7月10日にZOZOマリンスタジアム(千葉市)で同球団主催の公式戦を市の冠協賛試合として開くことを決めたほか、本市出身の菊地...

室蘭民報

春の林道「秘湯まだかな~」 川又温泉ハイキング【登別】

 登別市ネイチャーセンターふぉれすと鉱山(鉱山町)主催の「川又温泉ハイキング」が6日行われ、参加者9人が秘湯を目指して歩き、大自然の中で足湯を楽しんだ。  川又温泉は湯底から豊富な温泉が湧出し...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス