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函館新聞

八雲で今季のサーモン海面養殖始まる 稚魚から育成しいけすへ【八雲】

サーモン幼魚をいけすに投入するスタッフ(八雲町提供)

 【八雲】町がひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会(高橋聖治部会長)と連携して取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の海面試験養殖「北海道二海サーモンプロジェクト」で、15~18日にサーモン幼魚を熊石漁港のいけすへ投入する作業が行われた。海面養殖事業4年目を迎え、今回初めて町熊石サーモン種苗生産施設で生産した幼魚1万匹を沖出し。来年5月にも30トンを水揚げ予定で、道内のトラウトサーモン養殖では最大規模。

 これまでは、1匹600グラム~700グラムのサーモン幼魚を青森県の日本サーモンファームから購入し、熊石漁港内のいけすに投入していた。今年度からは施設で稚魚を半年間育て、最新鋭フィッシュポンプを活用し活魚タンクに移し、熊石漁港に移送。幼魚を12時間海水に慣らしてからいけす(20メートル円形)2基に各5000匹を投入した。

 5月下旬に1匹25グラム、12~13センチの稚魚2万2000匹を施設に初めて搬入し、現時点で1匹730グラムまで成長した。

 施設から熊石漁港までの幼魚の運搬は、今年5月に町と包括連携協定を結んだヤマト運輸函館主管支店(北斗市七重浜8)が担った。

 今後、施設にサーモンの受精卵を入れ、ふ化させ幼魚に育成、海面養殖する一貫生産にも挑む。今月下旬には、来季用の受精卵10万粒が初めて施設に入り、来年11月まで1年掛け、1匹700グラムの幼魚を3万匹生産する予定。

 町などは2019年に養殖事業を始め、トラウトサーモン養殖は道内トップランナー。町サーモン推進室の田村敏哉室長は「施設を今年4月にオープンし、初めてサーモン稚魚から幼魚へと育成した結果、とても良い重量サイズで海面養殖することができた。順調に行くと、来年5月頃には1匹当たり3キロ超となり、水揚げ量30トンを目指す」としている。

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