有機肥料を共同研究 JAオホーツクと環境大善 業務提携を締結
【網走】善玉活性水を製造、販売する環境大善(北見市端野町3区、窪之内誠社長)と、JAオホーツク網走(乾雅文代表理事組合長)が、国の「みどりの食料システム戦略」達成に向けた包括的業務提携を結んだ。
国が定めた「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに実現を目指す目標が定められており、その中に「化学肥料の使用量を30%低減」「耕地面積に占める有機農業の取り組み面積を25%、100万㌶に拡大」とある。
同社は、数年前からJAオホーツク網走が管理運営する液体家畜排せつ物処理プランとから原料を購入し、独自技術で加工たオリジナル商品「液体たいひ 土いきかえる」を製造、販売している。
そこで、両者は「同戦略の目標達成には、安定的な有機肥料の供給と、製造技術の確立が必要」と判断。JAオホーツクあばしりが管理するほ場で、ジャガイモ栽培での同商品の効果を検証する共同研究を行い、その有効性を示すことで、同戦略の目標達成に寄与。さらには持続可能な循環型農業をけん引していくという目的を掲げ、今回の提携となった。
網走セントラルホテルで行われた調印式で、窪之内社長は「JAオホーツク網走の知見を得ながら、農業の発展に貢献していきたい」、乾組合長も「共同研究、試験栽培をさらに発展させたい」と、今回の提携に期待する言葉を述べた。
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