展示やバスツアーを開催【新ひだか・新冠】
【新ひだか】町教委と町博物館は第8回新ひだか町博物館特別展「旧宮内省新冠御料牧場」を企画室で開催している。23日まで。
今回は御料牧場が新冠町から新ひだか町にわたる範囲であるため、新冠町郷土資料館と連携協力して行っている。
町博物館では、御料牧場の歴史、宮内省牧場としての馬の生産、「メノコ競馬」の開催、龍雲閣の歴史、龍雲閣に保存されている狩野探幽の絵屏風、伊藤博文の絶筆などが展示されている。
町博物館の斉藤大朋館長は「来場の際、声をかけて頂ければ詳しく解説しています」と話していた。
◇ ◇ ◇
【新冠】町教委と町郷土資料館は町レ・コード館との移動展で「新冠御料牧場を振り返る」の特別展を町郷土資料館1階ロビーで4日から12月3日、町レ・コード館で12月4日から28日まで開催している。
新冠は「御料牧場」という軍馬や農耕馬を育成する場所だった。今年、明治5年の開設から150年を迎えて、郷土資料館では関連の特別展示や史跡巡りを開催。
新ひだか町博物館とは、違った視点から展示。内容は、御料牧場の始まり、牧場ゆかりの人物、牧場とアイヌ民族、牧場にまつわる関連史跡などテーマ別に分かりやすく紹介している。
資料館の新川剛生学芸員は「馬産地新冠に繋がる発祥の歴史を知ってもらいたい。戦後御料牧場が解放されたことやアイヌ民族のこと、御料牧場の光と影の部分なども紹介しているので是非足を運んでいただきたい」と呼び掛けている。
◇ ◇ ◇
新ひだか町博物館と新冠郷土資料館合同の「旧宮内省新冠御料牧場関連遺産を巡るバスツアー」が、20日に新ひだか町博物館集合で行われる。時間は午後1時から午後5時。
両町民限定のツアーで、町別に参加人数の上限がある。
新ひだか町民は8日から先着順で20人を募集。申し込みは、新ひだか町博物館(☎0146・42・0394)。
新冠町民は10人を11日まで募集している。申し込みは、新冠町郷土資料館(☎0146・47・2694)。
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