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釧路新聞

留学生2人、日本文化学ぶ 明輝高で受け入れ【釧路】

「釧路で多くのことにチャレンジしている」とチョン・イエチェンさん(右)とボロル・オユトさん

 釧路明輝高校(三浦治彦校長)は2020年度から、優秀なアジアの高校生を日本に招へいする文部科学省のプログラム「アジア高校生架け橋プロジェクト」で、留学生を3期連続で受け入れている。今年度は、韓国出身のチョン・イエチャンさん(17)とモンゴル出身のボロル・オユトさん(17)の2人が、在校生らと交流し、日本文化を学んでいる。

 アジア高校生架け橋プロジェクトは2017年6月に開催された国際交流会議「アジアの未来」で、当時の安倍晋三首相が「日本語を学ぶアジアの高校生たちに10カ月、日本で暮らせる機会を提供します。規模は今後5年で1000人」と発言したことを踏まえ、18年度から始まった。今年度は全国163校が247人を受け入れている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響下にあっても事業は継続。5年で974人が来日し、目標をほぼ達成した。

 国際理解や外国語教育などのグローバルな学びを重視する釧路明輝高校は、釧根管内の高校で唯一、同プロジェクトに参加し、20年度から継続して留学生を受け入れている。20年度は2人、21年度は3人、22年度は2人。出身国は、ミャンマー、インドネシア、中国、インド、タイ、韓国、モンゴルとさまざま。今年度の2人は6月末から7月初めにかけて来釧し、ホームステイして通学している。23年3月までの滞在を予定。

 来釧して、4カ月が経過し、日本での暮らしにも慣れてきた。テニスが得意というチョン・イエチャンさんは「アニメや映画から日本に興味を持った。実際に暮らすと発見が多い」。お祭りの屋台で買い求めたタコスが忘れられず「韓国にもあるが、釧路で食べたほうがおいしかった。似ているが違うことが面白い」。進路は未定としながらも「韓国と日本に関わる仕事に携わりたいという思いもある。これから、しっかり考えたい」と語った。

 子供の頃、母国で日本文化に触れたのがきっかけで、留学を志したというボロル・オユトさんは「部屋に入る際、靴を脱ぐ習慣から勉強した」。内陸育ちだが、海産物もよく食べ「たこ焼きが好き。王様の名前『ジンギスカン』が羊肉料理であることにびっくりした」。将来は国際的な視野に立って働きたいとし「日本の大学に進学し、モンゴルのためになるビジネスをしたい」と話した。

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