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釧路新聞

365日、道東の自然を写真で彩る 塩さんがカレンダー出版【釧路】

365日を写真で彩った「道東自然ごよみ2023」を手に塩さん

 元釧路市職員の塩博文さん(68)が、地元の自然風景や鳥、動物など季節感たっぷりの写真で365日を彩ったカレンダー「道東自然ごよみ2023」(A4判)を、自身が代表を務めるクスリ凸凹(でこぼこ)旅行舎から出版した。1部1000円(税別)で、釧路市内および根室、北見のコーチャンフォー各店舗で販売している。

 塩さんは市役所勤務時代に観光行政に関わり、阿寒湖温泉地区に単身赴任した際、阿寒の奥深さを再認識。松浦武史郎も親しんだ阿寒の古道(クラシックトレイル)の歴史を研究し、退職後は釧路市内でガイド業も行う同社を立ち上げた。北海道認定アウトドア自然ガイドの資格を持ち、地元の自然や動植物の写真を数多く撮影してきた。カレンダー作製では、これまで撮影した膨大な作品から季節感あふれる写真と解説で365日を彩った。

 1月はけあらしや阿寒湖のアイスバブル。2月は大楽毛海岸のジュエリーアイス。3月はフクジュソウや雪解け風景。4月は芽吹きと夏鳥の到来。5月は湿原の花々の開花。6月は動植物の躍動。7月はエゾカンゾウなど夏真っ盛りの花々。8月は出始めのキノコと昆虫たち。9月はキノコと粘菌。10月は紅葉とヤマブドウとコクワ。11月はエゾリスの冬支度やシシャモの一夜干し。12月はハクチョウ到来や音羽橋のタンチョウなど、420枚の写真を使って地元でしか見られない季節感あふれる日々を彩っている。

 塩さんは「カレンダーの製作は初めてだが、何とか満足のいくものに仕上がった。身近にある自然の魅力を季節ごとに写真で紹介したので、魅力を感じた写真があればその場所に行って自然を感じてみてほしい」と話している。問い合わせは同社0154(37)6513へ。

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