漁業就業の道へ一歩 道立漁業研修所で修了式【鹿部】
【鹿部】道立漁業研修所(町本別、谷内和人所長)は、今年度の総合研修の修了式を体育館で開いた。全道各地から集まった18~22歳の25人が、約半年に及ぶ研修を経て、漁業就業への道を踏み出した。
修了生25人のうち、渡島管内は伊藤連さん(南かやべ漁協)、大清水純塗さん(鹿部漁協)、浜野大翔さん(長万部漁協)、桧山管内は仲川明夢さん(ひやま漁協)の4人。今回で26期生となり、これまでの修了生973人は、道内各地で浜のリーダーとして活躍している。修了式は10月28日に実施した。
修了証書を班長4人が受け取った後、谷内所長が式辞、道水産林務部の矢本諭技監があいさつし、研修生制作優秀作品の3人が表彰を受けた。研修生を代表し、オホーツク管内の木舩颯斗さん(佐呂間漁協)が答辞を述べた。
修了生は寮生活を送りながら、漁業に必要な知識、技術を習得したほか、船舶免許や無線などの国家資格も取得した。地元に戻り、来春以降、本格的な漁業活動に取り組む。
10月27日には、3年ぶりに「第13回海友祭」を体育館で開き、研修生の成果を発表した。
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