上空に上がったドローンを笑顔で見上げる児童ら

　釧路市立釧路小学校（佐々木豊校長、児童数２７９人）の児童らを、小型無人機「ドローン」を使って空撮する行事が２６日に同校で行われた。児童らは秋空に浮かぶドローンを見上げ、新たな思い出をつくった。

　「コロナ禍でさまざまな制限を受けている児童たちに、思い出に残るような体験を」と同校ＰＴＡ（高橋直人会長）が主催となって、昨年から実施している。撮影は動画投稿サイト「ユーチューブ」で空撮動画をアップしていて、テレビ取材を受けたこともある、厚岸町在住の宮川和之さんが担当した。

　この日は初めに、６年生がグラウンドに集まり、地上数㍍～約１１０㍍にまで上がったドローンに撮影されながら、笑顔でクラスメートらと走り回った。その後、普段は立ち入ることのできない屋上に全校児童が上がり、それぞれが縦横無尽に移動するドローンに向かって、手を振ったり、追い掛けるなどして楽しんでいた。

　６年生の赤本純盛さんは「ものすごい楽しくて、いい思い出になった。これからも続けていってほしい」と笑顔。高橋会長は「子供たちが楽しめる場をつくれたことがうれしい。先生たちも協力的で、学校一丸となって盛り上がることができた」と話した。

　撮影したものは後日編集され、宮川さんのユーチューブチャンネル「ＬＯＶＥＰＨＡＮＴＯＭ」にアップされるほか、卒業式の日に６年生にＤＶＤとして配布される。