函館競輪売上284億円 過去4番目の高水準 巣ごもり需要で好調【函館】
函館市競輪事業部は、2日に開催が終了した2022年度の市営函館競輪の売上実績をまとめた。売上高は前年度比106・2%増の284億8410万円で、過去4番目の高水準となった。大幅増だった前年度と同様にコロナ禍の巣ごもり需要に加え、有力選手出場もあって好調な状態が続いている。
レース種別売り上げでは、5月のGⅢ「開設72周年記念五稜郭杯争奪戦」(4日間開催)が当初予算を14億5798万円上回る54億5798万円。8月のGⅢ「函館ミリオンナイトカップ」は同2億1056万円増の32億1056万円。FⅠナイター(計18日間開催)が71億1101万円(予算比1億6973万円増)、FⅡナイター(計15日開催)が37億2429万円(予算比9億6701万円増)、FⅡミッドナイト(計24日間開催)が89億3173万円(予算比13億3029万円増)といずれも好調な売り上げだった。
本場とサテライトの入場者数は前年度比1874人減の3万7220人で、売り上げは本場・サテライトが同2389万円減の1億4730万円、電話投票が同9億283万円増の44億5640万円、重賞式・臨時場外が25億9258万円増の238億8039万円だった。
同部は「GⅢ五稜郭杯に有力選手が集まったことと、終盤のFⅡミッドナイト競輪にも実力派女性選手が参戦したことが売り上げアップにつながった。依然としてコロナ禍前に比べてイベント開催が少ない中で、好調な売り上げを続けることができ、来年度以降にさらなる期待が高まる」と話している。
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