釧路公立大学（小路行彦学長）は２４日、新型コロナウイルス感染拡大などで経済的に困窮している学生を支援しようと、同大学生をを対象に学生食堂のメニューを１００円で提供する「１００円学食」を始めた。一日１００食限定で、２４～２８日、１１月２１、２２、２５、２８～１２月２日の計１３日間行う。

　１００円学食は今年１月１７～２１日に初めて行い、今回で２回目。実施経費は国の新型コロナウイルス感染症対策助成金のほか、同大学同窓会からの助成金と大学負担で賄う。

　メニューは２６日までチキン竜田丼、２７～２８日は鶏の天かす丼、１１月２１、２２、２５日は牛とろ丼、同月２８～３０日はチーズｏｎハンバーグ丼、１２月１、２日は辛みそ豚丼。

　初日のこの日は、午前１１時３０分のスタートから多くの学生が行列をつくり、次々と格安の丼を注文していた。福元空さん（２年）は「人気のメニューを１００円にしてくれてありがたい」と笑顔。同大学事務局の小野寺美香次長は「学生アルバイトがコロナ禍以前の形に戻りつつあるとはいえ、この時期は物価高。少しでも学生の役に立てれば」と話していた。