理科の面白さを体験【浦河】
道立教育研究所付属理科教育センターの移動理科教室が20日、浦河町立堺町小(品田和輝校長)で行われ4年生児童(2クラス44人)が、サイエンスカーに搭載している特殊な科学機器を使った実験や観察を通して理科の面白さを体験した。
科学設備展示自動車「サイエンスカー」で道内各地の小・中学校を巡回し、科学機器を使った実験や観察で、児童生徒の自然科学に対する関心を高めるとともに、教員の理数教科の指導力向上を図ることが目的。今回の移動理科教室は、同校のほか、19日にえりも町立えりも岬小、21日に新ひだか町立静内小の日高管内3校を巡回し行われた。
体育館には、デジタルマイクロスコープを使った「ミクロの世界をのぞこう」や、普段目にすることのできない現象を視覚化した「音を見てみよう」、「放射線を見てみよう」、静電気を発生させる金属球ビリビリマシーン(パンデグラフ起電機)を使った「静電気を体感しよう」、液体窒素を使った「マイナス196度の世界を体験しよう」などの実験コーナーを設置。理科教育センター職員が身近な自然現象などを例にあげながら解説した。
このうち、「ビリビリマシーンの実験」では、児童たちが恐る恐る手を伸ばしビリビリマシーンに触れると、髪の毛が逆立ち、静電気が体を伝っていることを体感。さまざまな現象や驚きの実験結果に歓声をあげながら、不思議な科学の世界を楽しんだ。
福田蓮太君は「実験で静電気は痛くないのに痛く感じた。いろいろな実験を見れて楽しかった」と話していた。
実験のあと児童たちは、グループごとに理科室などの教室へ移動し、理科教育センター職員による「空気と温度」の授業で学びを深めた。
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